2020-01-01から1年間の記事一覧
言うまでもなく今年は異常な年であり、弓道とてその例外ではありませんでした。 私が所属の地区では、1月の新春射会は普通に開催されましたが、その後は新型コロナの感染拡大が本格化し、以降の試合や審査は中止となり、本日に至るまでそれっきりとなってし…
所感・解説 [メモ部分は緑字表記。画像は最下] 面伏せ ⇒ 弓伏せ ⇒ 弓遠い ・物見から照った面にする意識 ・引分けで弓矢を体にのせる感じ ここのところよく出てくる話で、 「引分けで弓や体が伏せているために弓矢が体に寄ってこず、会が安定しない」ので、…
所感・解説 [メモ部分は緑字表記。画像は最下] メモには重心、打起し、会に関することが含まれていますが、うまくまとめられる気がしないので、今回は打起しに絞って書いていこうと思います。 私は、打起しで肩が上がってしまう癖がありました。 正面で引い…
所感・解説 [メモ部分は緑字表記。画像は最下] 今回は円相、弓懐、そして元大関 琴奨菊の話です。 円相については以前も触れたことがあります。 弓懐は教本の後ろにある射法八節図解の弓構えのところに登場します。 この記事を書くために色々調べていて知っ…
所感・解説 [メモ部分は緑字表記。画像は最下] 5月といえば京都大会です。 この大会のおかげで、毎年ゴールデンウィークは京都周辺の観光になります。 有名どころから回っていますが、もう何年も繰り返しているので、段々マニアックな領域に向かいつつありま…
所感・解説 [メモ自体は下の緑字。画像は最下] 冒頭から『心気を丹田に』『動作動作を腹を意識して』と続くのでちょっと身構えますが、『カウントは腹で数える』と来れば先の2つも含めて早気について言っているのだとわかります。 「カウント」というのは、…
所感・解説 [メモ部分は緑字表記。画像は最下] 今回のメモ、いきなりの『体配系』なる言葉。 それに続く『礼・揖で矢が上がる』とか『弓立てるとき右肘甘い』とか。 急に趣向を変えてきた感満載ですが、こうなる理由は一つ。近々審査があるからです。 私は過…
所感・解説 [メモ自体は下の緑字。画像は最下] 今回はまた末弭倒れについてです。 前々回の記事で、「メモの当時は、まだ弓手側で模索しているようだ」と書いたのですが、どうもそうではなくて、馬手側も含めて考えていたことが今回のメモで分かりました。 …
所感・解説 [メモ自体は下の緑字。画像は最下] 今回は「弓を体に近づける」です。 会が安定しない理由を、「肩から遠いところで会を作っているため、腕の力だけで弓を支える形になっているから」と推定し、弓を体に近づけるようにしています。 しかし、そう…
所感・解説 [メモの引用は緑字表記] 今回は、離れ⇒残心で弓が倒れてしまう癖についてです。 具体的にどんな状態かと言えば、離れで末弭が斜め前(的正面側+脇正面側)に倒れ、残心ではそのまま弓が斜めに寝た状態なります。 私がこの癖を自覚するようになっ…
所感・解説 [メモ自体は下の緑字。画像は最下] 先回記事「会は薄くする」は、肩の回転を治し、手先で引かないようにするための、引分けから会にかけての力の使い方についてでしたが、今回はその先の離れについてです。 これまでの離れと言えば、手繰った手先…
所感・解説 [メモ自体は下の緑字。画像は最下] 今回は、先回160321の3点の教えの中で、馬手の部分の続編のような内容となっています。取り組みを継続させながら、中身を深化させつつ心身を一致させていきたい。 先回は「肘で前上に引く」という表現で、背中…
所感・解説 [メモ自体は下の緑字。画像は最下] 先回記事では、練習メモを書くことや、メモのまとめをすることの意味について書いて「前編」としましたが、今回は「後編」として'16/3/21のメモの内容「3点の教え」について書いていきます。 1点目は弓手側の力…
所感・解説 [メモ自体は下の緑字。画像は最下] 今回のメモは、ここのところの取り組みのまとめたようなものです。 「教え」などと言っていますが、まとめっぽくそう言いたかっただけです。強いて言えば自分に対する自分の教えです。 練習の度に考えたことを…
所感・解説 [メモ自体は下の緑字。画像は最下] 「フルパワーで十字に伸びる」 これができれば それなりに中ると思う。 最終的に目指すべきところはフルパワーではないかもしれないが、再現性の高い射にはなると思う。 なんでこれができなくなってしまったの…
所感・解説 [メモ自体は下の緑字。画像は最下] 今回の記事は、 前々回『 早気の要因たち』にあった「弓に力を効率よく伝えられる会」 前回『悪癖スパイラル』にあった「癖を治すなら関連する部分を同時にやらないとだめ」 と関連する内容です。 会の構成要素…
所感・解説 [メモ自体は下の緑字。画像は最下] 私の三角弓は、弓手を高いところにつけて、そこから切り下げ / 振り込んで矢を的に叩き込むみたいな弓でした。 視界で言うと、中央付近にある手の内を左下に飛ばす形になります。その左下の先に的があるわけで…
所感・解説 [メモ自体は下の緑字。画像は最下] 私が早気育ちだという話はこれまでも何回かしました。 その中で、こちらの記事では早気の原因として「筋力不足」と「やごろの認識ミス」の2つを挙げ、特に後者について力説しました。 今回記事にするメモでは、…
所感・解説 [メモ自体は下の緑字。画像は最下] 最近のメモの流れは、 三角弓を直そうしたことによって弓手の力の流れ方が変わり、上にしか飛ばなくなった。これを何とかしたい、というもの。 手の内が効いていないのは間違いないので、弓の力が収まるような…
これからNo.3のメモがスタートします。 No.2のメモについて記事を書き始めたのが今年の5月10日なので、そこから半年近くが経ちました。 No.2のメモは2009年8月~2016年2月のものですが、このうち始めの頃は書く頻度がとても低かったのでページ数も少なく、実…
所感・解説 [メモ自体は下の緑字。画像は最下] 今回が2冊目のメモの最後のページです(1冊目が紛失しているため、当ブログはこの2冊目から始まっています)。 このメモには、自分の射形が馬手側に力が偏った不格好なもの(三角弓)であることを自覚し、こ…
所感・解説 [メモ自体は下の緑字。画像は最下] 先回記事の射影を見ても、手の内が使い物になっていないのは明白です(メモと射影に4年の時差はありますが、大きく変わってはいないでしょう)。 上にばっかり飛んで的中もひどいので(これは記録がないので推…
2か月ほど前に2002年の射影を記事にしましたが、今回はそこから一気に飛んで、10年後の2012年の射影です(動画からの切り出し)。この間のものは今のところ見つかっていません。 10年経っても相変わらずの見事な三角弓です。おそらくこのくらいの時期から本…
所感・解説 [メモ部分は緑字表記。画像は最下] 皆さまはYouTubeなどで弓道の動画を見ることはありますでしょうか。 「弓道」で検索すれば、体配指南、天皇盃、ノウハウ伝授みたいなやつなど、様々な動画が出てきます。 私は時々、大学弓道の試合を見ることが…
所感・解説 [メモ自体は下の緑字。画像は最下] メモによく出てくる「ハデにやって古い意識を壊す」的なやつ。 意気込みはいいけど、長く続かない。 ひとつには、他のことに取り組みはじめて、注意が届かなくなり、元に戻ってしまうということがある。 しかし…
所感・解説 [メモ自体は下の緑字。画像は最下] まず'16/1/11のメモは、離れに関する新しい気づきで始まります。 三角弓の馬手は、肘を下げて手先でつまみ上げるように引っ張るので、離れは「拳の裏側方向」に飛ぶ形になります。癖弓ではありますが、離れは矢…
所感・解説 [メモ自体は下の緑字。画像は最下] メモにある「11/17」というのは、弓手の切り下げ癖を直すために、切り上げるくらいの勢いでやれ。っていうかむしろ一回切り上げてみろ。という内容の過去のメモのことです。 切り上げるといっても手先で急に跳…
タイトルの「才能の掛け算」というのは、私が何十年か生きてきて感じている一つの価値観です。ただ、そんなに特殊な内容ではなくて、一般的にも同じ意味ですでに存在する言葉です。 その意味というのは、 「平均点より少し良いくらいの才能は強みにはならな…
所感・解説 [メモ自体は下の緑字。画像は最下] 先回メモで、「やごろの認識が低いからもっと高いところを意識して会で頑張る」ことにしましたが、やってみると会で震えるようになったようです。 そして、 会でふるえるのは、 力の入れすぎなのか 力の入れな…
所感・解説 [メモ部分は緑字表記。画像は最下] 今回のメモはあまり連続性がない項目が挙げられているので、いくつか取り上げて個別に説明したいと思います。 「円相」 円相は「まるいかたち」という意味で、仏教用語でもあるようです。 弓道においては、教本…