癖の荒療治
所感・解説 [メモの引用は緑字表記] 大三での馬手肘の角度はどれくらいであるべきか。 教本の図解では、90度とは言わないまでもかなり小さい角度になっています。 一方で、巷の弓道家を見ると、高段者も含めて肘をもう少し開いて大三をとっている人もかなり…
所感・解説 [メモの引用は緑字表記] 教本を読む機会は正直そう頻繁にはないのですが、巻末の射法八節図解は道場に掲示されているところもあるので、ちょいちょい目にします。 特に会の図解は大学の巻藁部屋に掲示されていたので(もうずいぶんと前の話ですが…
所感・解説 [メモ引用は緑字表記。画像は最下] 早気矯正の特効薬は知りません。無いとも言い切れません。多分症状によっては何か一つ直したらよくなるケースもあると思います。でもそうでないケースの方が多いと思います。 今回のメモは、『暴発上等で伸び続…
所感・解説 [メモ引用は緑字表記。画像は最下] 久しぶりに「絵あり」のメモです。 テーマは三角弓の治療です(書いていて文章が複雑になったので、三角弓を煩っている人以外は読み飛ばしていただいた方が良いかもしれません)。 三角弓の主要な症状の一つと…
所感・解説 [メモ部分は緑字表記。画像は最下] さて、試合後のセルフ反省会です。 中った試合の後の割には、的中に関する内容は出てこず、真摯に反省している感があります。安堵がそうさせたのでしょうか。 『力のバランスがこれまでと大きく変わっているた…
所感・解説 [メモ部分は緑字表記。画像は最下] 先回記事でも出てきた「裾野(すその)」がまた登場します。裾野のそもそもの意味は「山のふもとの緩やかな傾斜地」ですが、このイメージが引分けや会での力の使い方の説明に用いられることがあります。息を腹…
所感・解説 [メモ部分は緑字表記。画像は最下] 狙いはロックオン 昭和歌謡に出てきそうなフレーズが今回のタイトルです。 内容はもちろん狙いに関するものです。 ロックオン(lock on)というのは、英和辞典では『〔レーダーなどで標的を〕ロックオン[連続…
所感・解説 [メモ部分は緑字表記。画像は最下] 今回は円相、弓懐、そして元大関 琴奨菊の話です。 円相については以前も触れたことがあります。 弓懐は教本の後ろにある射法八節図解の弓構えのところに登場します。 この記事を書くために色々調べていて知っ…
所感・解説 [メモ自体は下の緑字。画像は最下] 今回はまた末弭倒れについてです。 前々回の記事で、「メモの当時は、まだ弓手側で模索しているようだ」と書いたのですが、どうもそうではなくて、馬手側も含めて考えていたことが今回のメモで分かりました。 …
所感・解説 [メモ自体は下の緑字。画像は最下] メモによく出てくる「ハデにやって古い意識を壊す」的なやつ。 意気込みはいいけど、長く続かない。 ひとつには、他のことに取り組みはじめて、注意が届かなくなり、元に戻ってしまうということがある。 しかし…
所感・解説 [メモ自体は下の緑字。画像は最下] 前の試合で「いい(と思った)矢が上に抜ける」が課題として挙がりました。 今回はこれに対する取り組みで、その原因を手の内ではないかとしています。ただ、『何か考える必要があるが、鏡で見ると形は悪くない…
所感・解説 [メモ部分は緑字表記。画像は最下] 先回記事の「視点」や「視界」からの続きで、今回は「見方」についてです。 浮いているアゴをしめると、同じ頭のパーツである目の位置も一緒に下がる。目の位置が下がれば、物の見え方(視界)も大きく変わる。…
所感・解説 [メモ自体は下の緑字。画像は最下] このところ内容が堂々巡りなので、改めてコメントしにくい… 毎度『劇的にやる』とかいいながら、気づいたら元に戻っているの繰り返し。 いや、そもそも変わってすらいないのでは? このまま進んでよいものか? …
所感・解説 [メモ自体は下の緑字。画像は最下] 前回の記事では触れませんでしたが、メモには重心を下げることに加えて、弓矢も体に近づける引き方についても書かれていました。 今回は、その引き方がもたらす手の内の変化についての話です。 その変化とは、…
所感・解説 [メモ自体は下の緑字。画像は最下] 三角弓は腕の力で引く弓なので、上半身が強くなり、息は下に落ちずに胸で止まり、重心は前目になりやすいです(要は出尻鳩胸のような形)。あごは浮いて縦線は効かず、力いっぱい引いている割には安定感のない…
所感・解説 [メモ部分は緑字表記。画像は最下] 『そもそもというところから入れば、引分け→会で首を伸ばしながら(縦線)肩をしずめる』 肩まわりの場当たり的な対症療法が相次いで失敗したことを受け、 基本に戻る必要性を感じたか。教本にもある、「左右の…
所感・解説 [メモ自体は下の緑字。画像は最下] 肩甲骨を締める、近づけるというのは、基本的にはNGでしょうか。 それは体の中心方向に働く力であって、会で働かせるべき両肘方向の力とは反対なので、水平方向に関して言えばNGでしょう。 ただ、上下の位置関…
所感・解説 [メモ部分は緑字表記] 先回の前編に続いて後編は、左下の平行四辺射形からです。 これは、会で肘の位置を肩と同じ高さにとって両肘両肩が大地と水平に一直線となり、この直線を下辺、矢を上辺、両前腕を側辺とする平行四辺形が完成するというもの…
所感・解説 [メモ部分は緑字表記。画像は最下] 馬手は、行射中に射手からは見えないため感覚を信じるしかなく、その感覚が疑わしいとなったときには、正攻法で突破するのは難しい。 たとえば肘が下がるから「下がらないように」とか「肩くらいの高さになるよ…
所感・解説 [メモ部分は緑字表記。画像は最下] 引き過ぎとか、力が入りすぎているという状態に対し、「引かないように」とか「力抜いて」とかいう指導は、ただ目指す状態を表現しているだけに等しく、そこにたどり着くために具体的に何をすればいいかには触…
所感・解説 [メモ部分は緑字表記。画像は最下] 「弓手は開くようなイメージで」と言うのはよく言われる話ですが、それを肩ではなく「角見で弓を押し開く」と言うのは、解釈によっては賛否あるかもしれません。今の私の感覚としては、矢筋方向へ押し込むよう…