サンカクユミ;三角弓(弓道練習メモ集)

上達めざして練習の際に書いている備忘メモの自己評論弓道ブログです

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『もはや屋島の戦い』'16/4/18弓道練習メモ

所感・解説 [メモ自体は下の緑字。画像は最下]

今回はまた末弭倒れについてです。

 

前々回の記事で、「メモの当時は、まだ弓手側で模索しているようだ」と書いたのですが、どうもそうではなくて、馬手側も含めて考えていたことが今回のメモで分かりました。

 

しかも今回のは、いくつかの推定原因に対する方策のまとめです。

 

①「切り下げ」

的正面に倒れる弓手側の原因である「切り下げ」に対しては、「下狙い上飛ばしが対処案として提案されています。

切り下げなければ的に飛ばないということは、そもそもの狙いが高い可能性が高い。しかしただ狙いを下げただけだと、切り下げ癖自体が消えたわけではないので下に飛んでしまう。なので、離れも切り上げる(跳ね上げる?)くらいのつもりで変える。

 

②「弓手手の内 右回転」

脇正面に倒れる原因である「弓手手の内 右回転」に対しては、「角見で左回転」などが対処案として提案されています。

しかし実はこの左回転が難しい。いままで右回転でねじ込むように弓を押していたのを、起こし上げるように左回転にしようとするが、弓の抑えどころがわからず力が伝えられない。矢勢がなくなるとか弓返りしなくなるくらいならいいが、腕とか顔を払うようになると地獄。これが手の内を治す上での最強の敵。

この「手の内左回転」は2020年現在集中して取り組んでいて、成果が上がってきているので、4年後のメモでは詳述できると思います。

 

③「馬手ワイパー」

的正面に倒れる馬手側の原因である「馬手ワイパー」に対しては、「しゃみせん、バンザイが対処案として提案されています。

ワイパーは、扇形みたく弧を描いて馬手を上方向にきる離れなので、この逆のイメージを使って対抗しようとします。それが「しゃみせん」です。

しゃみせん離れとは、下半円を描くようにしゃくりあげる離れを、三味線の弦をはじく様に例えて表現した射癖です。

下方向に離すというだけでなく、親指の付け根で弦をはじくというイメージが加わるこのしゃみせん離れは、手繰って上方向の弧を描いて離れるワイパーの対局に位置するようなもので、対抗イメージとしては最適なわけです。

(「バンザイ」は直線的に下から上に離れを出す様子。馬手が飛ぶ方向がワイパーと同じなので対抗するにはちょっと弱いか。方向から逆らうべきと思う)

 

 

これだけ道具がそろっていれば、末弭倒れとて無傷ではいられまい。

 

 

 

 

しかし、

 

 

扇と三味線…

 

 

諸行無常の響きが…

 

 

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この日の弓道練習メモ(画像は記事の下部分 

160418(右ページ)

弓 倒れる 研究

 

     疑惑           対処案

① 切り下げがいかん?  ⇒   下狙い上飛ばし

② 弓手手の内が右回転  ⇒   角見で左回転 プラス 上押ししない(中押し)

③ 馬手ワイパー     ⇒   しゃみせん、バンザイ

 

この辺り(②)がうまくいくと、弓力に負けない手の内になって会に安心が加わる。逆に少し力を入れても離れに直結(悪い意味)もしないので良い。

この手の内が的でもできるように練習。

 

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