サンカクユミ(三角弓) -考える弓道-

自分で書いた弓道練習時のメモについて語る「自己評論ブログ」です!

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あご浮き

『癖の治療の話。そして昔の話(前編)』弓道練習メモ '21/01/21, 01/27, 02/05, 02/20

所感・解説 [メモの引用は緑字表記] 『そろそろ会で狙いが下がっていくのを本気で治しに行く』 早気育ちの私ですが、長年の抵抗により「会即離れ」の状況からは脱することができています。ですが、「会で力がまとまり、充実して」というところには到底至って…

『狙いも含めてガラガラポン』弓道練習メモ '20/07/19

所感・解説 [メモの引用は緑字表記] アゴをしめると視点が変わる。視点が変わると視界が変わる。視界が変わると狙いが変わる。 アゴをしめる前に合わせていた狙いは、アゴをしめていくとびっくりするくらい的が動いていき、大きく違ったものになる。でもアゴ…

『アゴを楔として打ち込む』弓道練習メモ '19/12/18, 12/22

所感・解説 [メモの引用は緑字表記] 引分けから会にかけ、肩が抜ける、詰まるという癖を抱えています。 弓手も馬手もです。 弓道を始めたころに肩甲骨を合わせる(近づける)ように引いていたのが原因の一つな気もするし、大学時代に、弓手肘を目いっぱいま…

『その平衡感覚はもう使えないよ』弓道練習メモ '19/11/17, 12/8

所感・解説 [メモの引用は緑字表記] アゴ浮きの話はこれまでの記事に何度も出てきました。 現存する自分の射影では、一番古いものもアゴ浮きなので、おそらく弓道を始めて早々にアゴ浮き射形だったものと思われます。 というか… 弓道を始める以前の普段の姿…

『胴造りの腰の向き』'19/9/15弓道練習メモ

所感・解説 [メモの引用は緑字表記] 胴造りの際、腰(へそ)は下を向けるべきか、上を向けるべきか問題。 このブログでも過去に何度か取り上げており(2014年10月の後半、2015年7月、2015年9月)、それらの中では、「下向きで教えられてきたが、失敗して(や…

『脳が正しく指令を出してくれない問題』弓道練習メモ '19/8/14, 8/20

所感・解説 [メモの引用は緑字表記] 前回記事で、「アゴを締めて目の位置が変わる」ことによる力のかけ方への影響について触れましたが、今回記事ではその具体的な内容が出てきます。 『弓手の方向(力の方向)が後ろ。これも古い癖』 元々的の後ろ方向に振…

『始点も視点も変える』弓道練習メモ '19/8/10, 11, 12

所感・解説 [メモの引用は緑字表記] 今回は、力をかけようとする方向(伸びる方向)を変えることについての話です。 前回記事の「天突く地突く」の項のごとく、肩線を押し下げることによって『弓手の始点も下がる』ことになり、結果的に『弓手は過去よりも劇…

『あごと重心』弓道練習メモ '18/11/25

所感・解説 [メモの引用は緑字表記] 今回記事で対象にする'18/11/25のメモは3ページに渡っていますが、後半の2ページはもしかしたらこの日に書かれたものではないかもしれません。総集編的な内容なので、後日に2018年のまとめとして書いたものかもしれません…

『悔しいが結局そういうこと』弓道練習メモ '18/03/22, 03/29, 04/05

所感・解説 [メモの引用は緑字表記] 今回も、前回の歩き方改革に続き、足踏み・胴造り系の内容となります。 冒頭、『足踏みし、腰を起こし、胸を少し張ったところが重心』から入りますが、これは従来の自分の形と狙いたい形の対比からくる表現なので、汎用的…

『引分けの図解の話』弓道練習メモ '17/08/02

所感・解説 [メモの引用は緑字表記] 前回の記事が会の図解についてだったので、今回も図解つながりでいきます。メモの内容とも絡めて引分けの図解についてです。 いつものごとくそんなに深入りはせずに行きます。 引分けの図解を改めて見てみると、会の図解…

『三角弓の治療』弓道練習メモ '17/06/03

所感・解説 [メモ引用は緑字表記。画像は最下] 久しぶりに「絵あり」のメモです。 テーマは三角弓の治療です(書いていて文章が複雑になったので、三角弓を煩っている人以外は読み飛ばしていただいた方が良いかもしれません)。 三角弓の主要な症状の一つと…

『三重十文字、そして』弓道練習メモ '17/03/16

所感・解説 [メモの引用は緑字表記] 雨が続きます。弓道は基本雨でもできますが、やはり晴れるに越したことはない。しかも、今日は練習すべく道場まで来たら個人利用できない日だったというミスが発生し、それ以前の問題で大ダメージ。おととい昨日今日と3…

『ろくろ首射法』弓道練習メモ '16/9/25

所感・解説 [メモ部分は緑字表記。画像は最下] 先回記事でも出てきた「裾野(すその)」がまた登場します。裾野のそもそもの意味は「山のふもとの緩やかな傾斜地」ですが、このイメージが引分けや会での力の使い方の説明に用いられることがあります。息を腹…

筆者射影 2013年

久し振りの筆者射影。2013年のやつ。 前回の筆者射影は、4ヶ月ほど前に記事にした2012年ですので、今回のはその一年後のものということになります。 会相は相変わらずのきれいなあご浮き三角弓です。矢はあご浮きに合わせるようにのぼっています。 そして離…

『続・狙いの話』弓道練習メモ '16/7/23

所感・解説 [メモ部分は緑字表記。画像は最下] 先回に引き続いて狙いに関する話ですが、だいぶ一般的な話です。 いつものごとく、あごが浮かないように締めようとしつつ(上下方向)、今回は面も締めるようにします(左右方向)。 面をめいっぱい締めると、…

『あごと左肩』弓道練習メモ '16/7/15, 16

所感・解説 [メモ部分は緑字表記。画像は最下] 今回のメモにはあまり真新しいものがないのですが、 『弓手肩抜けやすい。弓懐から危うい』 と 『あごを締めようとすると肩の開きが甘くなる。感覚(位置関係)を矯正する必要あり』 という部分から、あごと左…

『三角ではなく、円の話の続き』弓道練習メモ '16/5/19

所感・解説 [メモ部分は緑字表記。画像は最下] 数回前の記事『天を仰ぐ』で、「円相で打起して円相で引分ける話」と、「会が遠くならないように体に弓矢を載せるように引分ける話」をしていました。今回はこれらが合流してできた「円相載せ」の概念について…

『ここが私のアナザーディメンション』弓道練習メモ '16/3/21(後編)

所感・解説 [メモ自体は下の緑字。画像は最下] 先回記事では、練習メモを書くことや、メモのまとめをすることの意味について書いて「前編」としましたが、今回は「後編」として'16/3/21のメモの内容「3点の教え」について書いていきます。 1点目は弓手側の力…

『悪癖スパイラル』弓道練習メモ '16/3/6, 3/10

所感・解説 [メモ自体は下の緑字。画像は最下] 私の三角弓は、弓手を高いところにつけて、そこから切り下げ / 振り込んで矢を的に叩き込むみたいな弓でした。 視界で言うと、中央付近にある手の内を左下に飛ばす形になります。その左下の先に的があるわけで…

『あごが浮いた射は単純にかっこよくないと思う』弓道練習メモ '16/1/28, 2/6

所感・解説 [メモ自体は下の緑字。画像は最下] 先回記事の射影を見ても、手の内が使い物になっていないのは明白です(メモと射影に4年の時差はありますが、大きく変わってはいないでしょう)。 上にばっかり飛んで的中もひどいので(これは記録がないので推…

筆者射影 2012年

2か月ほど前に2002年の射影を記事にしましたが、今回はそこから一気に飛んで、10年後の2012年の射影です(動画からの切り出し)。この間のものは今のところ見つかっていません。 10年経っても相変わらずの見事な三角弓です。おそらくこのくらいの時期から本…

『あごは鎖骨の間に落とせ』弓道練習メモ '16/1/4, 1/8

所感・解説 [メモ自体は下の緑字。画像は最下] メモにある「11/17」というのは、弓手の切り下げ癖を直すために、切り上げるくらいの勢いでやれ。っていうかむしろ一回切り上げてみろ。という内容の過去のメモのことです。 切り上げるといっても手先で急に跳…

『弓道ブログなのに黄忠ではなく魏延』弓道練習メモ '15/10/28

所感・解説 [メモ部分は緑字表記。画像は最下] 試合まで時間がない(2週間を切っている)ことから、前の練習ではもう細かいことは抜きにして、矢筋に「いち、にの、さん」でいこうと決断しました。 しかし、その「いち、にの、さん」がものにならない。 「矢…

『的を見下すと良いことはない』弓道練習メモ '15/10/04, 10/09

所感・解説 [メモ部分は緑字表記。画像は最下] 先回記事の「視点」や「視界」からの続きで、今回は「見方」についてです。 浮いているアゴをしめると、同じ頭のパーツである目の位置も一緒に下がる。目の位置が下がれば、物の見え方(視界)も大きく変わる。…

『口割とあご浮きと視界の関係』弓道練習メモ '15/09/26 , 09/27

所感・解説 [メモ自体は下の緑字。画像は最下] 今回のメモ(9月27日の方)に出てくる「口割」に関しては、以前にも触れた記事があります。 一つは高いのは許容されることがあるのに、低いのがダメなのはなぜか聞いたことがない、というもの。高いのが許容さ…

『腰と重心の位置について』弓道練習メモ '15/09/19

所感・解説 [メモの引用は緑字表記] 私は胴造りに関して、「へそを下に向ける」のではなく「腰を入れる(背板が開く方向)」ようにし、重心は自分が中心と思っていたところよりやや後ろに置く意識でやっています(141019と150703参照)。 これらはあご浮きや…

筆者射影 2002年8月

ヘッダ部分にあるゴム弓の画像とほぼ同時期の、的前の画像です。 以下、総集編的な解説です。 <会> 図中赤線馬手は手先でたぐって肘は下がり、弓手はまっすぐにつっぱって直線的で、肩線はアゴ浮きと同期して左上がりになる。このとき、会の形が「馬手前腕…

『重心の位置について』弓道練習メモ '15/07/03

所感・解説 [メモ自体は下の緑字。画像は最下] 三角弓は腕の力で引く弓なので、上半身が強くなり、息は下に落ちずに胸で止まり、重心は前目になりやすいです(要は出尻鳩胸のような形)。あごは浮いて縦線は効かず、力いっぱい引いている割には安定感のない…

『矢束と口割とあご浮きの関係』弓道練習メモ '15/05/24(前編)

所感・解説 [メモ部分は緑字表記。画像は最下] メモは『口割が低いと言われたが、左ページまでの経緯にて大いにあり得る』で始まります。 馬手が手先で引き過ぎ(手繰り)の状態だと、肘の角度は大きくなり手先の位置は高くなる。手先の位置が高くなるという…

『馬手の引き過ぎ。共犯は意外なあの・・・』弓道練習メモ '15/05/09つづき

所感・解説 [メモ自体は下の緑字。画像は最下] 過去のメモか記事で、引き過ぎの原因の一つは、中心(の感覚)が右側にずれていることだと書いたことがあるかと思います。これはニワトリ・卵議論でもあって、引き過ぎているから右にずれている、のかもしれな…