サンカクユミ;三角弓(弓道練習メモ集)

上達めざして練習の際に書いている備忘メモの自己評論弓道ブログです

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『打起しで肩が上がるのを治す』'16/5/7弓道練習メモ

所感・解説 [メモ部分は緑字表記。画像は最下]

メモには重心、打起し、会に関することが含まれていますが、うまくまとめられる気がしないので、今回は打起しに絞って書いていこうと思います。

 

私は、打起しで肩が上がってしまう癖がありました。

正面で引いていた高校時代がどうだったかは分かりませんが、少なくとも斜面になった大学以降はずっとそうでした。

この斜面で肩が上がるのを治すのがとても難しい。

 

正面の場合は、「肩が上がらないように」ということに神経を集中させて何回も試せば、うまくいく力の使い方が見つけられることが多いと思います。また、肩が上がってしまっても、打起し完了後に肩だけを下がった位置に戻すことができるので、治っていなくても「上がっていない状態=成功例」を体感することができる。

 

一方で斜面の場合(※)は、打起しで、垂直方向の動きと水平方向の動きを同時にやることになります。水平方向の動きは弓を開く動きであるため、力を要します。つまり、垂直方向の動きも力を使いながら行うことになるため、肩が共連れで上がってしまいやすいのです。そして私の場合、いくら「肩が上がらない」に特化して打起こそうとしていろいろ試してみても、うまくいく方法が見つけられませんでした。

※ 斜面でも各流派でやり方が違います。打起し前に水平方向の動きを完了させる流派もあると思うので、その場合は上記とは事情が異なるかもしれません

 

今思うのは、まずは支点の感覚をしっかり身につけるのが第一歩と思います。ここでの支点は肩であり、支点は動いてはなりません。

そしてこれを身につけるには、「煙が立ちのぼる」よりも「板をひっくり返す」の方が向いていると思うのです。

「煙が立ちのぼる」は、肩が上がりやすい人の場合、支点である肩も一緒に立ちのぼってしまいやすいです。

「板をひっくり返す」の板(両腕の間に構成される面)は、肩と蝶番(ちょうつがい_ドアとかについている金具)でとめられていて、そこを支点にして手前にひっくり返すイメージです。

 

ただ、「板をひっくり返す」は平面的というか、二次元的というか、そんな力の働きなので、身についてきたらこれに「円相」を足して、力を立体的に膨らませるようにしたい。

「円相」の内から外への力は、肩も押し下げるように働くので、支点が上がらないように固定された「板をひっくり返す」とも相性が良いと思います。

 

肩が上がる、アゴが浮く などは、三重十文字の構成を阻害し、日頃の練習の成果を台無しにするとんでもない悪癖なので、早々に着手、根治させたいものです。

 

「板をひっくり返す」「円相」「打起し」については、下の過去記事でも触れていますので、よろしければご覧ください。

 

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この日の弓道練習メモ(画像は記事の下部分 

160507(左ページ)

重心を下げる。

打起し⇒大三おさめ際、今までよりも進める(おさめきる=上げきる)

 

肩がおさまる(今までよりも低くなる)と、会でのバランスが変わって昔の癖が復活する

弓手円相 = 内転を強力継続。

馬手肘つり上げ = 肘先一文字

 

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