馬手の三角
所感・解説 [メモの引用は緑字表記] このブログのタイトルでもある「三角弓」は、馬手先Maxで手繰って引っ張り込む引き方であり、私は高校以来*十年もそのような引き方をしてきました。 しかし、ある頃からその引き方では近い将来決定的な壁にぶつかって先…
所感・解説 [メモの引用は緑字表記] 以前にも一度取り上げたことのある、 「教本巻末図解の会の絵の弓手側の脇には斜め上矢印があるのに馬手側にはなくていいのか問題」 左右均等というなら、馬手にもあってしかるべきでは?と思うが、実際どうなのだろうか…
所感・解説 [メモの引用は緑字表記] 今回メモには、『Dの底点』という言葉が頻出します。これを説明するのは難しそうですが… でもこの説明を避けるわけにはいきません。従前の射から脱し、新たな段階へ移行するために越えなければならない重要な施策の一つだ…
所感・解説 [メモの引用は緑字表記] アゴと狙いと矢所が切っても切れない関係であるということは、このブログでは何度か出てきていますが、視覚的に説明したことがなかったみたいなので、今回絵を書いて説明しようと思います。 いつものごとく、メモではアゴ…
所感・解説 [メモの引用は緑字表記] 今回のメモには、『両腕を貫通している中筋』という言葉が何度も登場します。 この言葉が私の弓道練習メモに初めて登場するのは2022年10月なので、現存するメモで最古の2014年から8年以上過ぎてからということになります…
所感・解説 [メモの引用は緑字表記] 前々回の記事で、背面側に引いて伸びようとする癖(下図)の矯正について書きましたが、今回もそれに関わる内容です。特に、馬手を肩支点で引き込んでしまう癖に対して、どのように意識や感覚を変えていくかについて触れ…
所感・解説 [メモの引用は緑字表記] 「ワイパー離れ」というのが、このブログには何回か登場してきました。 これは、離れの際、肘を支点に拳が弧を描くように飛ぶのを自ら揶揄したもので、過去記事で詳述されています。 これらの記事は、メモの時系列でいく…
所感・解説 [メモの引用は緑字表記] 離れの際、両手先が上方向に飛ぶのを「バンザイ」、下方向に飛ぶのを「ペンギン」、下に飛んでから上に戻ってくるのを「バウンド」などと呼んでいました。 これらは上下方向の動きについて表現したものですが、前後方向に…
所感・解説 [メモの引用は緑字表記] 私にはアゴが浮いてしまう(上がってしまう)という癖があります。 平衡感覚(水平感覚)がズレてしまっているので、顔向けの時から浮いた状態になりますし、そこで気づいて締めた状態にしても、その後行射が進むにつれて…
所感・解説 [メモの引用は緑字表記] 三角弓の(というか私の)力のかけ方は下画像のような感じで、弓手も馬手も上から下に力をかけるようにして左右のバランスを取っています。 これを、力を水平に働かせるように変えたいのですが、本人的には今とて斜めに働…
所感・解説 [メモの引用は緑字表記] 離れの際、馬手の軌道が上向きの弧を描くような形になる、いわゆるワイパー離れについて、最近の記事で書きました。 その内容は、手先で引っ張る三角弓の引き方を直そうとする過程において、従来の感覚と新しい射形との間…
所感・解説 [メモの引用は緑字表記] ここのところのメモには、『ひっかく』という表現が出てきます。 この「ひっかく」というのは、離れの時の馬手の飛ばし方というか、軌跡についての表現です。体の正面側に紙とか木の板とかがあるのをイメージして、それを…
所感・解説 [メモの引用は緑字表記] 今回のメモでは、肩が上がってしまう、馬手手先で引いてしまう、引き過ぎる という悪癖を是正すべく、目指すイメージを概念的および具体的の両面で言語化をしています。 ・肩根、上腕はⅤ(あるいはU)の力。肩が上がる癖…
所感・解説 [メモの引用は緑字表記] 少し前の記事で、「2024年現在取り組んでいること」と「メモ時間軸である2018年に取り組んでいること」が酷似していることへの驚きや、異なる部分についての論評みたいなものを書きましたが、今回のメモにも同じような取…
所感・解説 [メモの引用は緑字表記] 今回のメモのこれ↓ をみて、愕然としました。 これと同じ絵をここ1か月半くらいの間(現在)に何回もメモに書いたからです。 そして、 『引分けで両肩をMAX開く』 ときたら、もうね。 昨年(2023年)の夏ごろに「引分け…
所感・解説 [メモの引用は緑字表記] 『引き過ぎ注イ』 ヤバいときは99cmの矢の板付が弓にかかるくらいまで引きます。そうなると、自分でもびっくりして何かしら緩ませて引き尺を減らし、離して、外します。 マジでヤバいですよね。 どうすれば引き過ぎないよ…
所感・解説 [メモの引用は緑字表記] 大三での馬手肘の角度はどれくらいであるべきか。 教本の図解では、90度とは言わないまでもかなり小さい角度になっています。 一方で、巷の弓道家を見ると、高段者も含めて肘をもう少し開いて大三をとっている人もかなり…
所感・解説 [メモの引用は緑字表記] 『やはり弓手肩あがる』 『打起しは元凶。絶対弓手肩上げない。しかし馬手肩は逆に下がりがち』 と嘆き、 『こんなイメージでやる』 と、極端さを強調するかのように絵を添える でも、過去(140927, 140928)にはもっとす…
所感・解説 [メモの引用は緑字表記] 前回の記事が会の図解についてだったので、今回も図解つながりでいきます。メモの内容とも絡めて引分けの図解についてです。 いつものごとくそんなに深入りはせずに行きます。 引分けの図解を改めて見てみると、会の図解…
所感・解説 [メモ引用は緑字表記。画像は最下] 今回のメモには、こういうのはまずいという典型例があります。 このまずさは、前回の記事に書いた『弓道の醍醐味は、自分であれこれ考えて、離れと残身と矢所で答え合わせをし、喜んだり悔しがったりすること』…
所感・解説 [メモ引用は緑字表記。画像は最下] 『馬手 引分け 上腕二頭筋で肩を支点に倒しこむ』 これは今の考えとは違います。上腕二頭筋は三頭筋の誤記(誤解)だと思うが、上腕三頭筋であったとしても今の考え方とは違う。 かといって、過去が間違ってい…
所感・解説 [メモ引用は緑字表記。画像は最下] 久しぶりに「絵あり」のメモです。 テーマは三角弓の治療です(書いていて文章が複雑になったので、三角弓を煩っている人以外は読み飛ばしていただいた方が良いかもしれません)。 三角弓の主要な症状の一つと…
所感・解説 [メモ部分は緑字表記。画像は最下] 弓道やったことない人にいきなり弓を与えて、さあ引きなさいと言えば、左手は突っ張ってつっかえ棒のようにし、右手は手先でつまむように引っ張るのではないでしょうか。 右手のつまみ方は色々あるかもしれませ…
久し振りの筆者射影。2013年のやつ。 前回の筆者射影は、4ヶ月ほど前に記事にした2012年ですので、今回のはその一年後のものということになります。 会相は相変わらずのきれいなあご浮き三角弓です。矢はあご浮きに合わせるようにのぼっています。 そして離…
所感・解説 [メモ自体は下の緑字。画像は最下] 先回記事「会は薄くする」は、肩の回転を治し、手先で引かないようにするための、引分けから会にかけての力の使い方についてでしたが、今回はその先の離れについてです。 これまでの離れと言えば、手繰った手先…
所感・解説 [メモ自体は下の緑字。画像は最下] 今回は、先回160321の3点の教えの中で、馬手の部分の続編のような内容となっています。取り組みを継続させながら、中身を深化させつつ心身を一致させていきたい。 先回は「肘で前上に引く」という表現で、背中…
所感・解説 [メモ自体は下の緑字。画像は最下] 先回記事では、練習メモを書くことや、メモのまとめをすることの意味について書いて「前編」としましたが、今回は「後編」として'16/3/21のメモの内容「3点の教え」について書いていきます。 1点目は弓手側の力…
2か月ほど前に2002年の射影を記事にしましたが、今回はそこから一気に飛んで、10年後の2012年の射影です(動画からの切り出し)。この間のものは今のところ見つかっていません。 10年経っても相変わらずの見事な三角弓です。おそらくこのくらいの時期から本…
所感・解説 [メモ自体は下の緑字。画像は最下] まず'16/1/11のメモは、離れに関する新しい気づきで始まります。 三角弓の馬手は、肘を下げて手先でつまみ上げるように引っ張るので、離れは「拳の裏側方向」に飛ぶ形になります。癖弓ではありますが、離れは矢…
ヘッダ部分にあるゴム弓の画像とほぼ同時期の、的前の画像です。 以下、総集編的な解説です。 <会> 図中赤線馬手は手先でたぐって肘は下がり、弓手はまっすぐにつっぱって直線的で、肩線はアゴ浮きと同期して左上がりになる。このとき、会の形が「馬手前腕…