サンカクユミ;三角弓(弓道練習メモ集)

弓道の上達めざして練習の際に書いている備忘メモの自己評論ブログです

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D型射形_'15/01/24弓道練習メモ(後編)

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所感・解説 

先回の前編に続いて後編は、左下の平行四辺射形からです。これは、会で肘の位置を肩と同じ高さにとって両肘両肩が大地と水平に一直線となり、この直線を下辺、矢を上辺、両前腕を側辺とする平行四辺形が完成するというものです(実際には弓手肘は肩より少し高めの感じが多いでしょうか)。会相に均一感や安定感が感じられますし、縦線が効いた感じの射手だとどんな離れとなるのか期待させられます。

ただ、万人これでOKかというとそう簡単にはいきません。一般的な体型でこの射形を行ったときにちょうど口割に合うとすると、首長/なで肩だと口割が低くなります。口割は高い方は許容されるケース(流派?)もあるようですが、低い方を許容するような話はなぜか聞いたことがありません。それでも口割を優先する場合は、手先をたぐって肘の角度を大きくして、矢と肩線の距離を広げるか、上腕の水平をやめて、肘を肩線よりも高くするしかない(肩を上げるとか首を前に倒すとか腕以外の方法は除くとして)。極端な言い方をすれば、前者は三角弓で、後者はこれから登場するD型射形です。

D型射形は、会の両肘を肩よりも高い位置にとり、馬手は手首に適度なひねりを効かせて角度を小さくして、肘から矢が一直線になるようなイメージで押し引きを行う射形です。このとき、肩から肘、拳にかけては弧のような形となり、上記の一直線と併せてDの字が寝たような形になる、というもの。

体の中心からの力は両肩、そして脇、上腕二頭筋へと流れ、手首の上押しで矢筋に乗る。矢筋自体は的と裏的方向に一直線であるが、それを支える力は様々な方向に働いている。それの極端なパターン。

「D」と言うには少し強引で、「逆台形」の方が実際の形には近いのかもしれませんが、体の中心から、肩、脇、上腕二頭筋へ力をつなぐイメージがなんとなく曲線を感じさせるので、D型としています。これは船底というか、弓の形のようでもあり、なんかそんな教えもあったような気もします。以前出てきた裾野射法に似ている部分もあると思います。

馬手肘が肩よりも上にあるなどと言うのは、三角弓とは対極に位置する状態であり、だからこそ三角弓治療の特効薬(劇薬)としてD型射形が採用されたのだと思います。

これが功を奏すかどうか、この先のメモはどうなっているのでしょうか。

 

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