所感・解説 [メモ部分は緑字表記。画像は最下]
馬手は、行射中に射手からは見えないため感覚を信じるしかなく、その感覚が疑わしいとなったときには、正攻法で突破するのは難しい。
たとえば肘が下がるから「下がらないように」とか「肩くらいの高さになるように」というようにイメージして引いても、脳はそもそも今までの肘の位置を低いと認識していないので、今まで通りの形を答えとして出してくる。
であれば、癖の逆の形になるくらいに、いや実際逆の形なるように、つまり肘が高くなるように引いてみるしかない。その結果によって次どうするか考えればよい。メモにある「上方向が実は平衡という差」というのは、そういう意味で書いています。
この考え方は日常的に試す価値のあるもので、効果も出やすいものだと今でも思っていますが、にもかかわらず、恥ずかしいことに平衡感覚とか馬手肘の位置の問題はこの後もずっと相手をし続けることになります。
この問題だけに集中して取り組めばもしかしたら早くに定着したのかもしれないが、他の箇所が気になり始めたり、的が誘ってきたり、的中に迫られたりすると、いつ取り組まなくなったのかもわからんくらいにうやむやになってしまう。この繰り返し。
これが凡人弓道家のさがというもの・・・
スポンサーリンク(楽天市場)
弓道練習メモ(画像は記事の下部分)
15.01.04(右ページ)
平衡感覚の修正は難しい。特に馬手。見えない馬手は元に戻りやすい。何というか、肘をつむじ方向につり上げるようにとか。上方向が実は平衡という差を頭に置きながら一本一本確認。
但し、背面方向もないと矢が寄らないし、不安定な会になる?弓手の意識もないといかんし。
まだ探りながらだが、ともかく右バランスの払拭を。