サンカクユミ;三角弓(弓道練習メモ集)

上達めざして練習の際に書いている備忘メモの自己評論弓道ブログです

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『正しい道を進んでいるとは限らないとしても』'15/02/14弓道練習メモ

所感・解説 [メモ自体は下の緑字。画像は最下]

先回メモにD形射形の派生形である『ソリッドD』というのが登場していたのですが、言及なきまま終わっていたので、今回はその説明からです。

D形射形は、両肘を肩線よりも高い位置にとる会の形で、そのようなイメージで引くことによって、馬手を手先で引っ張って肘が肩よりも低くなる三角弓の特徴を治療することを狙ったものです。

ソリッドDは、簡単に言えばD形射形に体に寄せる意識を加えたものです。先回150124のメモに『D形の意識だけだと会が前に落ちやすいので(体から遠い、馬手が離れる方向がない)、引分けはやや背面に引き寄せるような感覚も持つ』とあるように、肩から脇へと続く力で「D」の弧を構成しようとするあまり、会が遠くなりがちだったので、弧を背面に引きつける意識をもつことにしたのです。 

「solid」を調べてみるといろいろな意味がありますが、「がっしりした、がんじょうな」というような意味を込めたと思われます。そこまでまじめに考えずに響きだけでつけたような気もするけど。

 

そんなD形射形 / ソリッドDだが、思うようには体は動いてくれない。今まで肩は肘よりはるかに低い位置にあるものだったので、その感覚に引っ張られてか、高くしようとする肘に肩までがついてきてしまい、詰まったような会になってしまう、という現象が起きたようです。

逆に肩を下げようと意識するとあごが浮くというのは、まさに『なぜか』ですが、「肩を下げる⇒あごと肩との距離が広がる」というのを脳が誤解して「あごが浮いて距離が広がったのを肩が下がったのと勘違い」でもしているのでしょうか。もうよくわからない。

 

進んだ先は行き止まり、振り返っても元に戻る道しかない、という状態。

 

ただ、元の場所しか知らなかったところから、行き止まりでも未知の世界に進出したことは意味があるかもしれません。行き止まりを突破した先に正解があるかもしれないし、行き止まりと元の場所の間に正解への道が隠れているかもしれない。現状を変えようとする意志が報われるときがくるはず。と信じたい。

 

会が三角形のようになる原因の一つは肩線の上下のずれですが、そうなるのは馬手肩が低い(抜けている、抑えつけている)からだとずっと思っていました。多分この頃はまだそう思っていると思います。他の人の会相のイメージをもって自分の会相を見ると、頭の位置と馬手肩が離れて見えたからです。しかし実際には、それは「首長なで肩」の体格によってそう見えるだけで、馬手肩の位置はそう悪くはなかったのです。

つまり、上下のずれは弓手肩が高くついているのが原因だったわけですが、まだそこに至っていないので、思い当たるところに手をつけては壁に当たる、という状況です。

しかしその上達を目指して戦っている状況自体が弓道の、というかスポーツをやる醍醐味でもある。その中でも弓道は、他のスポーツのようにピークが顕著に若い年齢にあるわけではないので、年を重ねても一発天下狙ってやろうという思いを持ち続けることもできる。珍しいスポーツだと思います。

首長なで肩の話が出てきたので、体格、 骨格の話を深掘りしたかったが・・・長くなったのでまたの機会にしましょう。

 

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弓道練習メモ(画像は記事の下部分)

15.02.14

ソリッドDを継続しつつ・・・

千年の癖 引分け会で首が短くなる⇒肩が詰まってしまう を一気になくす。

引分け、特に目通りくらいから詰まりが大きくなるので、とにかく肩が上がってこないように。但しまだ良いアイテムがないので、練習する中で探す。

また、肩が上がらないように意識するとなぜかあごが浮くことがあるので、これも合わせて意識して、セットで会の位置を覚える。

肩が上がらず、あごもしまった会では視界が前とは大きく変わる(やや矢が上った感じ?)。まだ手探りなので、矢数で探す。

 

 

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