サンカクユミ(三角弓) -考える弓道-

自分で書いた弓道練習時のメモについて語る「自己評論ブログ」です!

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『三半規管を教育しなきゃ』弓道練習メモ '14/12/13

所感・解説 [メモ自体は下の緑字。画像は最下]

ここ最近は、手繰りや引き過ぎの対策として、馬手の肩肘の使い方を変えてみたり、下弦を強くとるなどしてきましたが、今回のメモによればどうもうまくいっていない様子。これだけいろいろ工夫しているのにうまくいくやり方が見出せない。いい加減嫌になってきたときにふと思う。ここじゃなくないか?(身も蓋もない・・・)

しかしそれとて無理もないことかもしれない。というのも、悪さが見えるところと、その原因とは必ずしも同じではない、ということ。これを常に頭の片隅においておくことができれば、もっと練習効率を上げられるはずなのだが。

三角弓になってしまう大きな原因のひとつは、縦線の傾き。アゴが浮いて縦線が後ろに傾き、その縦線を軸にして左右に力を加えるため、均等に伸びようとしたとしても力が右に流れやすく、角度も左上がり/右下がりになる。

ただ、理屈は分かってもこれを直すのは容易ではない。日常生活を含めて自分の脳が平衡だと思っている視界の中の位置関係と重力の感覚。もう何年も何十年も普通として過ごしてきたこの感覚を変えなくてはいけない。平衡感覚は耳にある三半規管がつかさどっているんでしたっけ。何か効果的なアプローチはないのか。

意識を集中して何度も繰り返せば少しずつ変わっていくかもしれないが、ここに的が入ってくると状況は一気に混沌とする。的が現れた途端、意識は的に向かい、癖は直ぐに戻り、しかも戻ったことを悟らせない。

 

だからこそ、常にチェックを繰り返す必要がある」。

 

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弓道練習メモ(画像は記事の下部分)

14.12.13

どう工夫しても(打起し~大三~引分け~)会~離れで肩が上がり詰まった射になってしまう
⇒試合も終わったし、 もう一度裾野射法にトライしてみる。

当時うまくいかなかったのは、肩は下がるが手先に力が流れて引き過ぎになるということ。これに対しては最近やっている下弦えらい(すごく)とる、とか、馬手肩を打起しで伸ばして収める(⇒大三馬手高くなる)によって、肩と肘の関係で引き過ぎに制限がかかってくれるのでは、という仮説。

[右ページ]
しかし実際トライしてみてみると巻き藁だと割といいが、的だと引き気味になるし収まりも悪い。この容疑者は、的前の平衡感覚が間違っているのでは、というもの。これによって左右に流す肩を下げる力が右に偏ってしまう。

少しあごが浮いた状態を平衡と認識している可能性。これは昔からの癖。

なので視界と体(頭・肩・上腕)の位置、それからやりたいこと(裾野の力を流す)の関係が“的前で”正しくなっているかチェックを繰り返す必要がある。

 

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