所感・解説 [メモ引用は緑字表記。画像は最下]
『馬手 引分け 上腕二頭筋で肩を支点に倒しこむ』
これは今の考えとは違います。上腕二頭筋は三頭筋の誤記(誤解)だと思うが、上腕三頭筋であったとしても今の考え方とは違う。
かといって、過去が間違っていて今が正しいと言い切れるほどの確信もない。力の使い方はわからないことだらけ。
引分けにおいて全然異なる力をかけて引き込んできたとしても、会の形が別次元の形なんてことにはならない。右手がV字に曲がっていて、左手は何となく直線で、足はそこそこ開いていて、顔は左を向いている。
美しい射の人がどんな力を使っているのか、まったく想像がつかない。
昔、大学時代に、ある旧友が言った。
高段者のおじいちゃんは、手先の力を抜けと言うが、サーモグラフィ的な筋使用状況を測るで機械で高段者の射をみれば、きっと手先も真っ赤だと。
実際どうかわかりません。
話を聞いた時には、確かにそうだよねと言ったと思うし、本当にそうだと思った。
今時点の想像では、力は使ってはいると思うが、ひょっとしたら上腕三頭筋とか他の部位と比べれば青めに出るのかもしれない。
現代ならそういうデータも存在するんだろうか。筑波大とかならあるかもしれないですね。参考にできるかもしれない。
弓道の醍醐味は、自分であれこれ考えて、離れと残身と矢所で答え合わせをし、喜んだり悔しがったりすることだと思う。
自分で考えたことがうまくいくと楽しいし、うまくいかないことの方が圧倒的に多いけど、その責任はもちろん自分で負いつつ、何がいけなかったかとか、どう変えればいいかとかをまたあれこれ考えていく。文系だけど、物理とか心理とかいろいろ考えているつもりでいるのも楽しい。
一番大事なのは、なぜ弓道をやっているのかが満たされることだと思う。
それはもちろん人によって全然違うのだろうが、私の弓道の中心にあるのは上記の通り。
ときどき人のことが気になることもあるが、それも仕方のないこと。そのうちにまた自分事に戻っていく。そして近いうちにいろんなことがかみ合い始める、はず。
さて、最後に一応『馬手 引分け 上腕二頭筋で肩を支点に倒しこむ』等メモの中身について触れておきます(二頭筋を三頭筋に置き換えての解説です)。
引分けの馬手において、肩を支点にして上腕三頭筋から肘を背面の上方向に吊り上げるように引き、それに対応するように手先は三味線離れのような感じで、体から離すように前下に倒しこむように引く。
これだけ聞けば、それはおかしいってなると思いますが、おそらく手繰って引き過ぎる癖を矯正するのが目的だったんだと思います。
しかし、これは諸刃の剣だったことが発覚します。前下に倒しこむ場合でも、手先で手繰って引っ張るのと同様、力がどれだけでも流せてしまうため、結局形を変えての引き過ぎになってしまうのでした。
それゆえ『一旦保留』
こんなことはザラです。また考えていくのです。
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この日のメモ [メモの活字版 (画像は最下)]
170604(左ページ)
馬手引分け 上腕二頭筋で肩を支点にたおしこむ(方向性としては、まわしこむに似ている)
↓
一旦保留