所感・解説 [メモの引用は緑字表記]
前回の記事が会の図解についてだったので、今回も図解つながりでいきます。メモの内容とも絡めて引分けの図解についてです。
いつものごとくそんなに深入りはせずに行きます。
引分けの図解を改めて見てみると、会の図解に比べて記憶が薄く、あまりしっかり見たことがなかったことに気づきました。
会の図解には数多くの矢印が走っていましたが、引分けの図解はそれに比べるとさっぱりとした印象です。
特に縦方向に走る線は勝手にある気がしていたので、ないのはちょっと意外でした。慌てて本文の引分けに関する部分を見てみると、縦線への言及は少しありましたが、こちらにももっと沢山表現されていると思っていたので、これも意外でした(誤認識)。
私がここにこだわっているのは、やはりそれができていない(引分けで縦線が死ぬ)からです。
引分けが進むにしたがって、あご浮きが悪化し、視界から平衡感覚から縦横十文字から様々なものが狂っていくからです。引き過ぎになって、会相は三角弓です。
それらを防ぐには、縦の力を楔として打ち込むようなイメージを持って引分けるのがいいのではないかと思うことが時々あります。引分けが進んで弓の負荷が高くなってきたときに、力のバランスが馬手側に引っ張られるのを防ぐための楔です。
縦に伸びる力の反動で弓矢が下りてくるようなイメージとかもあります。
今回メモの
『会を縦線で伸びるというが、会に入ってからではできない』
『引分け、とくに後半は縦の力でおろしきるようにすれば、引分けにもつながる。(縦の力は)すそのと連動させる』
は、その類の内容です。
こんな具合なので、会の図解における右脇の矢印追加と同様に、個人的には引分けの図解には縦線入れてほしいですね。
今回は引分けの図解についての話題でしたが、引分けの図解は本当に記憶が少なかったです。
右上にある『弓手全体の伸びる力にて押す(目付節の下辺)』とか、
右下にある『(本弭を?)右肘にて引く気持』は記憶にありませんでした。
後者はかなり難解ですが、知らない理論がありそうで面白そうです。
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この日のメモ [メモの活字版 (画像は最下)]
170802(右ページ)
会を縦線で伸びるというが、会に入ってからではできない
引分け、とくに後半は縦の力でおろしきるようにすれば、引分けにもつながる。
(縦の力は)すそのと連動させる。