所感・解説 [メモ部分は緑字表記。画像は最下]
先回に引き続いて狙いに関する話ですが、だいぶ一般的な話です。
いつものごとく、あごが浮かないように締めようとしつつ(上下方向)、今回は面も締めるようにします(左右方向)。
面をめいっぱい締めると、頬よりもあごの骨の方が体の前面(脇正面側)に来るようになるので、矢はそこに付くことになります。こうなるともはや「頬付け」ではないのでここまでやるのが正しいのかわかりませんが、とりあえず今は上下にも左右にも緩むことを嫌って、締めることを優先します。
矢が付くところは、得意の絵(↓)で示されています。
(しかし惜しいかな左右が逆! 鏡を見ているイメージで書いてしまったのか…?)
面を締めると、当然狙い(見え方)が変わります。
面を締める前の状態で、例えば弓の左側に接するように的全体が見えていたとすると、そこから面を締めていけば的と弓は離れて見えるようになるはずです(メモでは『狙いは浅く見える』と表現している)。この面の状態で以前のような見え方にしようとするなら、弓手を後ろに動かすことになります。つまり、面を変えたことによって矢を後ろに向けることになるわけです。
しかし、面を締める前も的の辺りには飛んでいたならば、矢を後ろに向けたら向けた分だけ後ろ飛びすることになる。そこで『前へ伸びることで±0にする』というわけです。力のかけ方を変えて前飛ばしにすることで相殺してやろうというのです。
こう書き連ねると、すごく場当たり的な感じがしますが、元々が「前狙いから振り込んでの後ろ飛ばし」であったのなら、理にかなった話になってきます。そして、今までの経緯を考えれば、おそらくそうであったと思われます。
今回は水平方向(左右方向)の面と狙いの話でしたが、垂直方向も含めて、頭の置き方によって狙いの見え方は大きく変わります。そして見え方が変われば射も変わってきます。せっかくいろいろ整えたものが壊れてしまう可能性もある。
よって、面が浅い・あごが浮くなどの癖があるなら何よりも優先して治すべきです、といういつもの流れです。
しかし、
続日本紀とか公孫続はなぜ「しょく」なのか…
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この日の弓道練習メモ [メモの活字化 (画像は最下)]
160723(左ページ)
今日のやること
これまでのイメージを維持しつつ
あごをしめてキープすることで、ほおづけは あごかんせつの端で。
◆◆絵◆◆
つまり面はしまる方向。狙いは浅く見える、から、正しく見えるようにしようすると以前よりも後ろを狙うことになる。
そこで前へ伸びることで±0にする
感覚がわからんことを利用してうろりを探ってみる
肩が上がらんように
重心が前にならんように
とか新しいことをやろうとすると前やってたことができなくなる