サンカクユミ;三角弓(弓道練習メモ集)

上達めざして練習の際に書いている備忘メモの自己評論弓道ブログです

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『矢束と口割とあご浮きの関係』'15/05/24(前編)弓道練習メモ

所感・解説 [メモ部分は緑字表記。画像は最下]

メモは『口割が低いと言われたが、左ページまでの経緯にて大いにあり得る』で始まります。

 

馬手が手先で引き過ぎ(手繰り)の状態だと、肘の角度は大きくなり手先の位置は高くなる。手先の位置が高くなるということは、矢筈の位置が高くなり、口割が高くなる。

逆に馬手の引く量が少なくなれば、肘の角度が小さくなって手先の位置は下がり、口割も下がる。だから、口割が低いと指摘を受けたのは、やろうとしている引き過ぎ対策ができている証拠ではないか、というのがこの意味するところです。

口割に関しては、高いのはOKで低いのはNGなんで問題はありますが、ここではそれは一旦置いておいて、口割が低いという現象に対して、何が原因なのかということを考えます。当然両腕を上げて会全体を高くして解決、と言う話ではありません(それが正解の可能性ももちろんゼロじゃないが)。

というか、今回の仮説はもっと単純で、「口割(矢)が低いのは、口の位置が高いから」というものです。あごの高さによって口割も数センチは簡単に変わってくる。そりゃこれだけあごが浮いていると言ってきている訳だから、まずこれを治すのが先決だ。治した先に、馬手がどうだとか、弓手はどうだとかいう話ができる。

ただ、口割の議論や指導の際、意外と口自体の高さについて触れられないケースが多いのではないかとも思います。指導する際もされる際もちょっと気にしておきたいところです。

 

まあ口割問題に関わらず、「あご浮き」は縦線を曲げて水平バランスを乱し、視界を変えて力の使い方も変えてしまう、とてもやっかいなやつです。さらに、これを治そうとすると、他の部分にも連鎖的に影響を与えて戦線が無秩序に拡大し、うまくいっている部分も作り直しになるリスクがあります。

なので、現在射に迷われている方で、もしあごが浮く癖をお持ちだったら、何を置いても「あご浮き」から治すことをおすすめします。

 

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弓道練習メモ(画像は記事の下部分)

150524(右ページ)

前日○○(地名)で口割が低いと言われたが、左ページまでの経緯にて大いにあり得る。問題は口の位置が高いのか矢の位置が低いのかだが、検証の結果前者の可能性が高い。よって、対処としては口の位置を下げる。

面を向けるときに口の高さが上がらないようにし、以降の行射中にも上がらないように維持する。

この口の位置を下げるというのは、あごが浮かないようにするアイテムの一つでもある。この感覚を的前の視界で練習して身につける必要がある。

  

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