所感・解説 [メモ自体は下の緑字。画像は最下]
今回のメモ(9月27日の方)に出てくる「口割」に関しては、以前にも触れた記事があります。
一つは高いのは許容されることがあるのに、低いのがダメなのはなぜか聞いたことがない、というもの。高いのが許容される理由が骨格ならば、逆も低くなることもありうると思うので、他に理由があるはず。「狙いをつける上で、視点から矢が離れるのを嫌う」とか、「上腕三頭筋が効いて会が持ち上がるのは悪くないが逆に抑えつけて下がるのはダメだから」とか。どうなんでしょうね。
もう一つの記事は、低い口割があご浮き起因ならばすぐに直しましょう、というもの。あご浮きは射全体のバランスをゆがめてしまうので、ここから治さないと二度手間三度手間が発生しかねません、というような内容です。
今回のメモは、その二つ目の記事に近い内容で、口割より矢が下がることに対し、「①あごをしめる」「②低い位置(視点)から的を見る」「③口割は矢一本分自分の感覚よりも高いところにする」ことをアイテムとして挙げています。
①は口の位置を下げる、②は①によって視点が低くなり視界が変わることに慣れる、③は①によって変わる矢と口の位置関係を受け入れる、といった意味合いです。
②の視界に関する点をアイテムとする理由は、あごをしめると、同じ頭の一部である眼の位置も変わり、視界もこれまでとは変わります。ただ、視界まで変わることを認識しておかないと、無意識のうちに視界が元に戻ろうとしてしまい、連動してあごも元に戻っていってしまうのです。だから、視界の中の相対的な位置関係の変化を確認することで、あごが低い状態を維持していこうというのです。あごをしめた後の「的と弓矢や左拳との位置関係」をしっかりと頭にいれて、あごが正しい位置にあるかを毎回確認するのです。
当然頭と矢との位置関係も変わりますので、この変化も正しいものとして触覚と視覚で認識しておく必要があります。これが③が言っていることです。
視点や視界に関しては、次回のメモでも触れられていますので、ご覧いただければと思います。
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弓道練習メモ(画像は記事の下部分)
150926
講習会
右ひきすぎ ゆるみ
両肘を張る。打起し肘主導。
馬手ひねり。ひねりが効いていれば引き過ぎられないと言うが…
150927
昨日口割低いとも言われた。
いろいろ総合してまずやるべきは、
あごをしめて肩を沈め正しい高さで会を作ること。
またそのイメージを体で(視覚でも)覚えること。
最初の感覚としては、低い位置(視点)から的を見る。口割は矢一本分自分の感覚よりも高いところにする。
ともかくまずは極端にやること
次のステップ
・前飛びしそうな感覚は馬手ひねりでカバー
・引き分けでどこかで弓手肩が少し抜けるみたい
左こぶしと目の高さの関係も、今までよりも目を低く、極端に言えば目と同じ高さくらいのイメージ。D型射形のあごしめ版。