所感・解説 [メモ部分は緑字表記。画像は最下]
さて、試合後のセルフ反省会です。
中った試合の後の割には、的中に関する内容は出てこず、真摯に反省している感があります。安堵がそうさせたのでしょうか。
『力のバランスがこれまでと大きく変わっているため、どのように力をかければ安定するか体が理解していない』
間違った練習で身についた癖を矯正するには、間違った練習をした期間と同じだけの期間が必要となる。つまり間違った練習をするくらいなら、練習しない方がまし。悲しいけれど多分これ真理。
とはいえ、してしまったものは仕方がない。いかに早期に挽回できるかを考えるしかない。
『これからは、レイアウトの研究を続けながら、力の使い方を引分けから会で色々試していき、身につけることを練習で一本一本取り組む。会を探る(考えを仮説にまとめ、試す)』
体の各部位が、これまでどこにあって、正しくはどこにあるべきなのかを、一つ一つ確認・整理し、どのような力を使えばそこに到達できるかを「探る=考えを仮説にまとめて試すことを繰り返す」必要がある。この時点では「探る」範囲はとても広範で、感覚としては、最大全方位(360°)くらいのイメージ。つまり、今までまでやったことのないこととか、逆のことをしてみるくらいの勢いが必要。そして、その結果うまくいきそうな候補が得られれば、範囲を徐々にしぼりながら深めていく。ただし、当然間違った方向に進んでいる(=元に戻すまでにかかる時間を増やし続けている)可能性もあるので、引き際も肝心。一方で、数をこなさなければ良いか悪いかわからない場合もあり、判断は難しい。自らに対し定期的に進退伺いを出していくしかない。退く覚悟をしっかり持っておけば、大事にはならない。たとえ撤退することになったとしても、振り返れば視野が広がっているのは間違いない。
弓道(のみならずスポーツやその他趣味全般)のどこに楽しみを感じるか。「いいスコアがでるようになること」、「仲間と一緒に取り組むこと」など、人それぞれいろいろあると思いますが、その一つとして、「うまくいくように自ら工夫する過程」というのもあると思います。私はここの比重が高めなのだと思います。そしてその結果として、いいスコア(まず的中。そして弓道的なもの)が安定して出せるようになれば、過程の価値をさらに謳歌できるでしょう。
さて、前述の「仲間と一緒に取り組むこと」の楽しみも欠かせないものです。高校大学と弓道部で7年過ごしましたが、それだけ続いたのは、弓道をするためというよりも、同時代を生きる仲間がいたからという方が大きかったように思います。これは在学中にはわからなかったのですが、社会人になりいきなり個になって練習するようになってから痛感しました。もちろん地元の弓道会には入っていますし、そこの皆さんとの関係も普通に良好なのですが、部活のあれとはやはり違う。この先でそういうものに出会えることはたぶんないでしょう。
しかし過去のものが消滅したわけではありません。この実業団の大会は全国大会なので(予選なくいきなり全国ですが)、各地に散った旧弓友たちと再会することができます。
スターだった人が相変わらず行った先でもスターだったり、おとなしめだった人がキャプテンになっていたり、そんなに中らなかった人が相変わらず中らないのに続けていたりするのは、全て最高だと思います。自らの明日の練習の活力になります。
私も誰かの活力になれるよう頑張ります。
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この日の弓道練習メモ [メモの活字化 (画像は最下)]
161008
会のふるえ。
力のバランスがこれまでと大きく変わっているため(すその、腹で会の位置というか肩、上腕、肘、手先のレイアウトが変わった)、どのように力をかければ安定するか体が理解していない。
これからは、レイアウトの研究を続けながら、力の使い方を引分けから会で色々試していき、身につけることを練習で一本一本取り組む。
会を探る(考えを仮説にまとめ、試す)。
肩上がりに関してからは今後も意識していくが、”必ずしも最下にはこだわらない”ことにする。
これは、最下時の会のバランス(前頁)のレイアウト)にうまくいきそうな予感が全くないためである。
何かきっかけがあったときにまた考える。
腹は極めてうまくいった。