所感・解説 [メモ自体は下の緑字。画像は最下]
前の試合で「いい(と思った)矢が上に抜ける」が課題として挙がりました。
今回はこれに対する取り組みで、その原因を手の内ではないかとしています。ただ、『何か考える必要があるが、鏡で見ると形は悪くないように見える… 形と合わせて力の掛け方も研究していく必要あり』とあるように、具体的にどうすれば良いかの見当はついていない様子です。
それもそのはず、会から離れにおける弓手は、元々は、三角弓の特徴である「弓手は切り下げ」のように上から下への力でやってきたところを、矯正のためD型射形のような下から上の力のイメージに変えようとしています。
今回のメモでも、荒療治的な意味合いも込めてか、「極端に言えば切り上げる」という表現まで使って、固定観念からの脱却を図っています。
「弓手は切り下げ」当時の手の内は、肩・腕から通じる一方向的な力により弓を抑えつけていればよかったのですが、急に革命のように「切り上げ」時代の到来したことにより、今までやり方ができなくなって無力化した状態になっていると思われます。
ここがスタートラインです。まず、「切り上げる離れ」自体どうやればいいのか全くわからない。弓手も馬手もバンザイみたいに上に切る人は時々見ることがあるので、そのイメージで弓手を働かせようとしてみるか? そして手の内はどうする?
やり方を変えるので、うまくいかないことは覚悟して、試行錯誤を積み重ねる必要がある。
私はうまくいかないとすぐにイライラしてしまいますが、一通りイライラした後は、なぜそういう結果になったのかの仮説を立てて、次の試行につなげなければならない。
いやほんとはイライラしないようになりたい…
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この日の弓道練習メモ(画像は記事の下部分◆◆今回絵あり◆◆)
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手の内の抑えが効いていないので、 何か考える必要があるが、鏡で見ると形は悪くないように見える(=これ以上上押しの形にしなくてもいい?)。
力が角見まで通っていない?形と合わせて力の掛け方も研究していく必要あり。
151117
円相を取り入れるのと合わせて、大三の馬手側を小さくする(体側?)のにも取り組む。
離れで左拳をまっすぐ的に飛ばしたい場合、腕は少し上目に働かなければならないはず(肩、腕は拳より下にあるから)。
◆◆絵◆◆
つまり今の感覚よりは少し上にきる(極端に言えば切り上げる)ようにしなければならない。
これにより、手の内(上押し)の効かせ方も変わってくる(変えなければならない)。
この切り上げと上押しのからめ方を研究していく。