所感・解説 [メモ部分は緑字表記。画像は最下]
今回は手の内の話です。
手の内と言っても私が語るのは「ぱっと見の形レベル」の話で、指の重ね方とか締め方とか、力の効かせ方とかではありません。そういう話が出てくるのは2020年以降のメモになると思います。
前回記事は離れについてでしたが、実はメモの後半に手の内に関する内容もありました。
『残心ですっきりした形(←上面平らに)になっているようにするために、どのような経路をたどらなければいけないか徹底模索』
すっきりした形(上面平ら)とは、腕の上面のラインと手のひらの上面のラインが、直線から鋭角側に滑らかなカーブを描いていくイメージです。逆にすっきりしていない形(現状)というのは、例の時計回りに力をかける手の内によって、手首のところで鈍角のカーブが発生してしまっている形です。こういった内容の説明でよく使うのは下の写真ですが、これでは方向が悪くてわかりにくいので今回はさらに絵も追加します。
現状↓
目指すイメージ↓
腕と手のひらが作る線の形が、現状と目指すイメージで上下逆転しているみたいな感じになっています。
つまり、今回取り組もうとしている『新しい押し方』とは、ざっくり言えば上押しをしますというものです。これもすでに何回も出てきている気がするが… 手の内を変えるのは確かに難しいというか困難を伴うので、『どうしても寸前で以前の力のかけ方に戻りがち』。結局は何度も何度も繰り返し挑戦し続けるしかないのかもしれない。
あと、ここまで書いてきて思ったのは、(「目指すイメージ」が正しいとして)こんなに異なる形で引いているのに矢所はまあ大体的の周辺に来ることの不思議です。
いや、不思議でもなんでもない。要は他の要素によって調整してしまっているからそうなっているに過ぎない。マイナスをほかのマイナスでプラスにしてしまっている。つまり、馬手を跳ね上げたり狙い下げたりして正の状態でなくすることで帳尻を合わせているということだ。悪いものに悪いものを積み重ねてバランスをとる。これこそ以前にも登場した悪癖スパイラルそのもの。
まあ、帳尻合わせであっても安定する(的周辺ではなく的の中に納まる)のであればそれでもいいのかもしれないが、一部の特殊な人を除いて、普通の人はそうならない(なれない)。ならば結局悪癖を一つずつ、いや一組ずつ潰していくしかないということだ。
さて、今回は既出だらけの内容でした。
でもスポーツすべからくそんなもんでしょう。悪いところに気づいて、処置をしようとして、多少よくなっても他ごとに構っているうちにまた再発して、また叩きにいっての繰り返し。
これにはまらなければスター。はまってしまっても早く抜け出すことができれば準スターくらいにはなれるかもしれない。
それを目指して頑張ります。
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この日の弓道練習メモ [メモの活字化 (画像は最下)]
170312(右ページ)
手の内に取り組みながら、もう一回ふるえ待ちで。
手の内の押し方 時計回り厳禁。
そして新しい押し方の力ををキープしたまま離れへ。
どうしても寸前で以前の力のかけ方に戻りがち。