所感・解説 [メモ部分は緑字表記。画像は最下]
前回のメモ(170221)に『点ではなく線で離す』とあり、その流れを受けて今回のメモには『離れの作り方を根本的に変える』。そして、そのために意識すべき項目をいくつか挙げています。
まずは『点ではなく線で離す』の説明をしておきます。要は「現状が点で離しているから、それを線で離すようにしたい」ということです。
「点で離す」というのは、このブログでも時々出てくる「点で狙う」とは違うものです。「点で狙う」は文字通り狙いの付け方の話ですが、「点で離す」はやごろというか離れの呼び方に関する話です。
私は早気育ちであり、反射早気時代は、「引いてきました、口割です、はい100→離れ」状態でした。多少改善してからも、「引いてきました、口割です、0、0、100→離れ」みたいな感じでした。離れを意識すると飛んで行ってしまうので、逃げながら時間を稼ぎ、逃げきれなくなったら即離れ、という状態です。
これを、「力が徐々にまとまって、機熟し、自満の末に発する」ような会→離れに変えたい、というわけです。そして、その思いを『離れの作り方を根本的に変える』という言葉に込めたのです。
続けて、そのために取り組むべきこと、意識すべきことのキーワードを列挙しています。この時点での思い付きで書き連ねているので深さはないですが、それぞれについて触れておきます。
①会で停滞しない
上で書いた「0、0、…」を変えていかなければならないという意思。
②手の内
手の内が弓の反動力を正しく受けられるようになれば、会が安定しやすくなるはず、という発想。
③狙いを絞っていく
会に入った(口割に到達した)時はまだ100ではないと脳にわからせるために、そこから精度を上げていく過程を身につける必要がある。
④激烈な離れ
力ずくでもいいのでパワーMAXの離れを出すようにする。会でパワーMAXまで高める過程を知ることにより「やごろの認識ミス」を打破するきっかけにしたい。
⑤ふるえ上等
会の進め方がわかっていないわけだから、いろいろ試したとてすぐに安定するわけがない。ふるえたりぐらついたりすることもあるだろうが覚悟の上。
⑥縦線ロック
横の意識だけだと直線は構築できても、その線の方向(角度)がぶれやすく、私の場合は右下がりになりやすい。縦の楔を打つことで水平の維持を図る。
⑦従来のもうすぐ離れの感覚の否定
やごろの認識ミスは早気の直接的原因。解決手段の一つとして④。
⑧左右ともに点で狙う
弓手側は視界に入るので制御しやすいが、馬手側は見えないので狂い始めに気づきにくい。だから意識的に力の方向を確認していくべき。
⑨矢がどこに飛ぶか常に予測
常に力が的に乗っているようにする。そこから勝負をかけられるような脳に変えなければならない。「0、0、100」からの脱却を。
さあ、それでは頑張りましょう。
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この日の弓道練習メモ [メモの活字化 (画像は最下)]
170226
離れの作り方を根本的に変える
キーワード
①会で停滞しない
②手の内
③狙いを絞っていく
④激烈な離れ
⑤ふるえ上等
⑥縦線ロック
⑦従来のもうすぐ離れの感覚の否定
〇左右ともに点で狙う
〇矢がどこに飛ぶか常に予測
この際、手の内も本気で
残心ですっきりした形(←上面平らに)になっているようにするために、どのような経路をたどらなければいけないか徹底模索。