所感・解説 [メモ部分は緑字表記。画像は最下]
今回は手の内の話。
手の内はずっとうまくいっていない部分の一つです。
前回の記事で書いた「高校の頃は弓も力ずくで押しにいっていたので、左肩はむしろ入り気味だった」という内容に関連して、その当時は手の内も弓を押さえ込むように押していたのでむしろ過剰な上押しだったはずなんですが、これもいつの頃からかベタ押し、しかも右回転(時計回り)の手の内になっていました。
手の内直すのにやっかいなのが、顔とか手を弦で払う恐怖。この先のメモの中でも何回か本気で手の内に取り組むタイミングがあるのですが、その度に「意志+工夫」と「恐怖」が戦って、「的中」が仲裁して停戦になり、うやむやに終わるという構図が繰り返されます。
しかし、いつの間にか治っていた、なんてのは期待できないでしょうから、腹決めてやるしかないのだが。
メモではまず、ベタ押しに対して、大三のときに形が整うように打起し、引分けでは少し上からかぶせるように押す意識。まあこれは、ベタの逆の「上からかぶせる」で対抗しろくらいの話。
それに続いて、会で徐々に崩れていく感じや、どのように崩れていくか、それをどんな力で耐えるのか、ということ会の中で探る。これは、うまくいかなくなる理由に気付けるように意識を向け、そうならないような方法を見つけなさい、ということです。まあ時々聞くような話です。
その後は、的中必須の中でどう崩れないようにするか、あるいは崩れるのをもち直すかと続きますが、少し面白いのが最後の「崩れるのをもち直す」というところ。
崩れてしまった射の挽回方法も確立して、それを実際試合などで出来るように練習しておきなさい、ということでしょう。
本来ならば、うまくいくような(失敗しないような)練習をすべきですが、しかし目先どうしても中てないといけないタイミングが迫ってくることがある。そんなときにはこのような思考もありなのかなと思います。とはいえ実際にはそう簡単ではないですが。
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弓道練習メモ(画像は記事の下部分)
14.08.24
◎ベタ押しになっている。
大三のときに形が整うように打起し、引分けでは少し上からかぶせるように押す意識。肩が上がらないように。これを直しても意外と全体のバランスが変わらないので、着手して問題なし。
◎会で、徐々に崩れていく感じや、どのように崩れていくか、それをどんな力で耐えるのか、ということを会の中で探る。特に中てようとしているときに探ることに意味がある。的中必須の中でどう崩れないようにするか、あるいは崩れるのをもち直すか、という練習。