所感・解説 [メモ部分は緑字表記。画像は最下]
不気味に立ち並ぶ大三の絵(↓)は、
手先で手繰ってしまう馬手(馬手側の三角)に対して、大三で肘をめいっぱい高くとることで手先に力が入らないようにし、弓手のベタ押しに対しては、押さえを効かして低くとる、というのを具現化させた像だと思われます。
このとき、「馬手肩あげていいのか問題」があります。私はわりと肯定的です。偉い先生にも高くとっている人もいるように自分には見えます。議論あるかと思いますし、何をもって上がっているとするかも議論あるかもしれません。いや、そもそも肩がどこを指すかも共通認識じゃないかも。
教本の絵では、こんな感じ。
打起し後の絵(左)では、肩の部分は馬手側をあえて高く書いているように見える。
大三の絵(右)では、引き続き馬手肩が高く見えるし、肘の位置が左の絵と比べて明らかに上がっている(打起しでは耳くらいだったのが、耳の上になった)ので、この動作の中でさらに肩は上がったと考えられる。
この傾向は上記の絵だけでなく、実際の射手でも多く見られます。
私の現時点での解釈は以下の通り。
・肩ごと上がるのはNG。=肩をすくめる時の上がり方。
・肩の首に近い部分は上げずに支点とし、首から遠い部分が上がるのはOK。=深呼吸の時の上がり方。
後者は引分けで下りてくるが、前者は上がりっぱなしになるのが決定的に違う。
ただし、体から遠い方も上げずに引くことはできる。この引き方は間違いなのか?
一般的には何が正しいとされているんでしょうかね。
※当記事は、過去記事の校正作業の際、既存記事から分割新設したものです
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弓道練習メモ(画像は記事の下部分)
14.09.27(右ページ)
こんな大三に向かって打起す
◆◆絵◆◆