サンカクユミ(三角弓) -考える弓道-

自分で書いた弓道練習時のメモについて語る「自己評論ブログ」です!

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『創造と破壊の先にあるもの』弓道練習メモ '23/07/25, 07/26, 07/29, 08/04, 08/05, 08/08, 08/11, 08/17

所感・解説  [メモの引用は緑字表記]

 

ここ最近のメモでは、肩線を前面(腹側)に残す取り組みが記されています。

これは、私が抱える歴史的悪癖の肩抜けや回転に対抗するための施策として導入したものなので、「残す」というよりも、「前に張り出す」ような意識で取り組んでいました。

手の内まで力を通わせやすくなり、矢筋と肩線も近づき、会が安定して的中も良くなるのがその狙いでした。

 

経過としては、変化をかなり感じられて、先が期待されたのですが、二年近く経った2025年現在でもまだ完成していないばかりか、ここ数回の練習においては、その悪影響が指摘され始めています。

 

ざっくり言うと、「大三で肩が上がってしまう問題」の犯人ではないかと疑われています。

私は斜面なので打起しの前に両腕を的方向に動かす動作があるのですが、従来ここで左側に肩線が左に回ってしまい弓手肩が抜ける癖があったため、それに対抗するために肩(特に弓手肩)を前面(腹側)に押し出すようにしていました。

しかし、それによって肩関節が胴体から離れるような感じとなり、それが打起しで腕と一緒に肩まであがってしまう要因であるっぽいのです。

正面で大三までとってみると肩は上記と比べて随分と背面側にあり、どうもこっちの方が正しい、というか、どう考えても自然でした。

結論付けてしまうにはまだちょっと早計ではありますが、今後の試行のなかで恐らくそこに至るのであろうと思います。

 

肩を前面に出すことの利点は、弓の力を受けやすい形になることだと思いますが、一方で上腕三頭筋による力がかけにくくなり、弓へ力を伝えられなくなる欠点があるのだと思います。

だから、肩が抜けているのと比べて会が楽になったような感覚があるのに、一向に安定しないという状態に陥った、という推測です。

 

やっぱり中道を狙わなければいけない、ということでしょうか。

理屈は揃ってきているので、できそうな気はしています。何度か試した感じでは、肩が上がらずに根元にはまってくるため、矢と肩の距離が広くなって、会相が「W型射形」とか「平行四辺射形」っぽい印象になる。

今までの私の会相とはかなり異なりますが、それも含めていい方向と言えるかもしれません。

 

 

年単位で取り組んだことを真っ向否定せざるを得なくなりつつあるのはとても残念ですが、駄目なもんは駄目なんでしょうがない。知見は広がった部分があるので、これを活かして正しい形を見つけ、それを定着させられるように努めるしかない。

 

ブログの自己紹介ページで、

『メモの中には、何かに取り組んだ結果、うまくいかなかったという事例も数多く含まれます。この「トライ&エラー」や、「思考と射の変遷」を見ていただければと思います』

とか言っちゃっていますが、ここまで忠実に実行してしまっては、もはや滑稽にも感じられます。

 

でも、上記記載のあとには次の文言が続きます。

『この過去の取り組みの振り返りは、私自身にもいいことがありそうな気がしています』

 

まさにこれこそ意を得たりで、そうでなければ、当時の自分に申し訳ない。

 

何としてでも実現させます。

 

 

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この日のメモ  [メモの活字版 (画像は最下)]

230725

両肩前面残しの馬手肩の感覚は、盛り上げるのではなく、体から裏的方向に肩ごと引き出す感じ。

これができれば前腕から先だけで引き伸ばすことはなくなるはず。

前提としての丹田底点と組み合わせる馬手側のみぞおち緩みやすい。

会の弓手の方向を数で探ること

 

230726

馬手は7/25で良し

弓手は、肩に壁ができて引いてきたときに(つまり肩が前に残った状態。おそらく良い形)、面とアゴが甘くなっていると思われる。

肩が後ろにあるときの距離感を無意識に維持してしまう。

肩が前に出る分、アゴと肩は近づかなければならない。
(肩の上にのせる感じとか。むしろ初めは壁よりアゴが背面になる感じでもいいかも)

 

230729

そして、あごを引く力で弓を押す

そしてその力は馬手にも必要

 

230804

弓手肩が入っていれば手先の効きがすごく良くなる。

逆に言うと、手先の力はほとんど要らなくなる。

 

230805

アゴをしめる力を使うと、狙いが下がる傾向がありそう。昔の力の通い方に由来すると思われる。

アゴをしめる力と肩を出す力と連動させるとか。7/29のアゴを引く力で押すとか。

試行錯誤が必要。

まず肩を出す力があって、その先に弓を押す力がある。

あと、ここ最近の射法のベースは、肩前面残しの丹田底点Dというのは忘れないように。

 

230808

会での伸びとか両肩の釣り合いは、もしかしたら下向きの弧かも

 

230811

8/8の前提はアゴがしまっていること。だから今日は「アゴをしめる力と肩を出す力と連動させる」を徹底的にやる。

会はとにかく脳トレ脳トレ

会で頑張っていると段々前に縮こまって言ってしまう。

狙いが下がるのとも関係あるのかもしれない。

会では体を起こしながらアゴをしめるようにする。

 

230817

それでもアゴが足りない。

アゴがみぞおちに刺さるように