サンカクユミ(三角弓) -考える弓道-

自分で書いた弓道練習時のメモについて語る「自己評論ブログ」です!

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『癖の治療の話。そして昔の話(前編)』弓道練習メモ '21/01/21, 01/27, 02/05, 02/20

所感・解説  [メモの引用は緑字表記]

そろそろ会で狙いが下がっていくのを本気で治しに行く

 

早気育ちの私ですが、長年の抵抗により「会即離れ」の状況からは脱することができています。ですが、「会で力がまとまり、充実して」というところには到底至っておらず、むしろ未だ会に入った瞬間が一番彀に近いというのを、冒頭のメモの記載も物語っています。

ただ、この「狙いが下がっていく」というのは、意図的に的から外して時間を稼ぎにいっているという類ではないですし、しかし一方で素引きで狙いが下がっていくかというとそういうわけでもありません。会での頑張り方が間違っているというか、歯車が狂っているというか。これを解明しなければなりません。

精神的な要因も排除はできないですが、メカ的な要因は必ずあるはずなので、まずはそっちの特定をやりきりたい =「本気で治しに行く」ということです。

 

メモではいきなり『犯人は左肩でほぼ確定なので、徹底追及する』と息巻いていますが、果たしでどうでしょうか。確かに、弓手肩が弓力に負けて差し込まれていくことによって弓手全体が下がり、狙いも下がる。あり得る話ではあります。

 

しかし、少し先の練習メモでは、『新容疑者:馬手の引く方向が会で頑張るうちに上方向になっている(つり上げているのか、馬手全体が浮き上がるのかはわからない)』と、別の要因に着目して、これへの対策案を提示しています。狙い(矢先)が下がっていく原因となるのは弓手側だけに限ったことではなく、反対側の馬手にも可能性はあるので、捜査対象とすべき部分です。

 

当然原因は一つとは限らないので、決め打ちせずに進める必要はあります。目移りしすぎるのも良くないですが。

 

さらに先のメモでは、『きょうがくの新事実』として、

会で狙いが下がるのは、アゴが浮いていくことによって下がって見える、ということだった。下に飛ぶのは、アゴが浮くことによって弓手に下向きの力が掛かりやすくなるためと推定』と、実は狙いが下がっていくように見えるだけで、実際には下がっていない、という本当に驚愕の可能性(というか断定)をぶち上げています。

 

どれが真因か、あるいは複数あるのかはわかりませんが、最後の視界の話はあらゆる事実を歪曲させる極悪人なので、まずはこれから矯正しないと他を先に進められないと思います。当時もそう思ったから驚愕したのかな。この辺りの話はあご浮きカテゴリが詳しいですよね。

 

さて、話は一通りこんなところなのですが、「狙いが下がる」話を書くために色々考えを巡らせているうちに、「会で矢が下っているのがわかっているのに、上げることができずにそのまま下飛びさせることしかできない」という、太古の記憶を久しぶりに思い出したので、それは後編として書くことにします。

 

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この日のメモ  [メモの活字版 (画像は最下)]

210121

そろそろ会で狙いが下がっていくのを本気で治しに行く

犯人は左肩でほぼ確定なので、徹底追及する

 

210127

離れのタイミングは体が司るようにする

 

210205

新容疑者(会で狙いが下がっていくことの)
:馬手の引く方向が会で頑張るうちに上方向になっている(つり上げているのか、馬手全体が浮き上がるのかはわからない)

これは引分けでしっかり馬手を起こして肩(脇)を伸ばしておき、会で意識を向けておけば維持できる。

 

これで完成するはず

 

210220(メモの内容に基づき順番を前倒し)

きょうがくの新事実

会で狙いが下がるのは、アゴが浮いていくことによって下がって見える、ということだった。
下に飛ぶのは、アゴが浮くことによって弓手に下向きの力が掛かりやすくなるためと推定

やるべきことは、
・アゴをしめる力
・弓手親指を伸ばす力
・馬手拳を引き抜く力

を連携させる練習を繰り返す。この3つとも会で狙いが下がる原因となり得る。

 

親指の伸ばし方は、
手の内の最上 面?域?線?で水平に
↑しかしあくまで主は親指伸ばしであり、それを忘れてはいけない


掌根を弓に押しつける。弓手肩上がらないようにも。