所感・解説 [メモ引用は緑字表記。画像は最下]
前回は試合の反省として『伸合いを試行錯誤すること。特に、合わせ離れの厳禁』と決意しました。今回はその続きです。
合わせ離れにならないようにするために、会で左右の顔色をうかがうのをやめ、とにかく伸びる力を強めていくようにします。
しかし、ここで一つ問題があります。
定番の早気問題です。ちょっとでも離れの方に近づこうものなら、そう思っただけでもう矢は飛んで行ってしまいます。すがすがしいくらい。これはある意味合わせ離れではないのかもしれないが… これを良しとしてしまったらおしまいだ。
とはいえ、力を強めていくのを控えめにすると、弓の反動力に押されて会が不安定になり、焦りが生まれて変なタイミングで離すことになってしまう。
…では一体どうすれば良いんだと。
今回のメモには、『会で張りがあれば離れんはず 張りが強まっていけば離れんはず』とあります。
これは、「離れが生ずるのには何らかの閾値(やごろ)があって、そこに到達するまではむしろ力が強まれば強まるほど安定感が増すはず」ということを自分に言い聞かせるものです。上で述べたように、自分の経験では力を強めれば即離れとなってしまうので、安定感が増すという感覚は当然なく、根拠としてあるのは、「射法の中に会というものが存在している以上、そうでなければ話が合わない」というような想像くらいです。だから文末には「はず」。断定はできないが、そう信じるしかないのです。
ここまで書いてきて思ったのは、離れの物理的なメカニズムがよく分かっていないことがそもそも駄目。だから想像を根拠にせざるを得なくなる。
確かにしっかり教えてもらったことはない気もするが、教えられなかったにしても、現に自分がやっているわけだからその説明はできるはずなのだが… 「たぶんこう」みたいな話しかできない。
今は便利な時代だからネットで調べればいくらでもと思ったが、「弓道 離れ メカニズム」とかで検索してもあんまりピンとくるものが当たらない。手先に力を入れない、とか、肘をこうする、とかは当たるが、弓や弦の運動に直接影響するはずの手指の動きはどうすべきなのか?の説明はすぐには見当たらない。タブー感すら感じる。本当に知らなくて良いのか?それとも既知すぎて不要なのか?
どうなんでしょうね。
まあ自分で探るのも楽しいですが。
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この日のメモ [メモの活字化 (画像は最下)]
170516(右ページ)
会で張りがあれば離れんはず
張りが強まっていけば離れんはず