所感・解説 [メモの引用は緑字表記]
2個前の記事で仮想20射対決の相手「Ⅳ」には皆中はないと書きましたが、間違いでした。
詳しくは記事下方のこの日のメモ部分を参照。詳しく触れるに触れられない。
それはさておき…
7月27日のメモには仮想試合だけではなく、練習で取り組むべき内容が長編で書き連ねられています。
末尾に『革新的なことばかりなので…』とあるくらい、自分の弓道的には今までとは一線を画するような内容も含んでいるので、いくつか取り上げてみようと思います。
一つ目は、『力の中心(☆)からエキスパンダーとかアコーディオンのイメージ』
これは『会の力(水平方向)』についての内容です。
「エキスパンダー」は、両側から引き伸ばす筋トレ器具ですが、これを、「両肘を曲げた状態で、両肩や上腕三頭筋で引き伸ばすイメージ」として転用しています(実際にはそんな短いエキスパンダーはないのかもしれませんが)。
「アコーディオン」は鍵盤とふいごを合体させたような西洋の楽器ですが、演奏する際、上記のエキスパンダーと同じような動きをしているような記憶でもって書いたものと思われます。
(例のごとく、エキスパンダーもアコーディオンも使ったことはありません… しかもアコーディオンにいたっては、実際の動きは上記イメージとは異なるっぽい)
従来のメモには、弓手や馬手の押し引きの方向についてや、せいぜい肩のあり方について述べられていることは多々ありましたが、体の中心を中心においた考えというのはあまりなかったものです。
そして、中心を表した☆の位置(上図)が、本当の体の中心より少し弓手側に書かれているのは、もしかしたら意思(=バランスが馬手に偏る三角弓への対抗)を込めてのことかもしれません。
二つ目は、
『天突く地突くの 天は矢筋、弓手拳と馬手肘 地は両肩』
「天突く地突く」は学生時代に教わった概念で、会の伸び合いなどの説明において、上下すなわち天地を突くくらいの勢いで伸長せよ、というような意味合いと理解しています。
これを、会の腕周りのイメージとして自分用にカスタマイズしたのが「天は矢筋、弓手拳と馬手肘 地は両肩」です。これも三角弓(弓手肩は押し込まれて浮かび上がり、馬手は手先で引いて肘が低くなる引き方)への対策です。
馬手肘は矢筋からつながる上辺の終点として上方向へ張り上げ、全体を下から上へ支えあげるようにする(天は矢筋…)。
それに対応するように、下辺として両肩を脚または重心へ向かってグンと押し下げるようにする(地は両肩)。
これらにより、歪な感じに潰れていた「腕と肩と矢の間に構成される空間」に適切な厚みを戻すことを狙います。
三つ目は、
『両肩をしずめる ⇒引分け 肩をしずめながら両二頭筋(三頭筋の誤記)を遠ざけて伸ばす。後ろ(背面)下ではなく、前(腹側)下である。これと首筋で十文字とする』
二つ目とも関連する内容ですが、こちらは水平方向ではなく前後方向に関するものです。
私は高校で弓道を始めて以来、弓手も馬手も少し背面方向に張ることで、釣り合いというか張り合いを作ってきたのですが、やはり離れの際の反動?が大きく、カッコ良くないし、的中が安定しない要因の一つであると考えるようになってきました。
これに遂にメスをいれるというわけです。
他でも再三書いてきているように、バランス系の癖に手を付けると関連する部位に次から次へと影響が拡大していき、収集がつかなくなるのは容易に想像できますが、進むためには避けられない後退なので、もうしゃあないのです。
あとはいかに後退の幅や期間を短くするかだが…
やってみないと何とも言えない。混乱も多々生じるだろうが、冷静に現象や自分自身を捉えて判断していきたいところ。
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この日のメモ [メモの活字版 (画像は最下)]
190725
Ⅳ 3皆皆皆2|17
自 22220| 8 負け
190726
Ⅳ 113皆3|12
自 21221| 8 負け
190727
Ⅳ 121皆3|11
自 22120| 7 負け
190727続き
離れ(馬手)が出にくいのはあたりまえ。今までの飛ばし方(方向)が間違いだから。
今の取り組みは下の4つを並行している
・狙い方(点… からの線)
・離れタイミング(合わせでなくMAX)
・馬手の飛ばし方
・会で胴を崩さない
(会での馬手肩の存在?)
【会の力(水平方向)】
・力の中心(☆)からエキスパンダーとかアコーディオンのイメージ
・これらと縦線を組み合わせて、そのまま点⇒線…
・昔よりも弓手が体に近くなっている、だから昔みたいに後方向の力をかけると後ろに飛ぶ
・後ろ飛びの原因は馬手ではない。Uの力にて、地面と水平方向に。背面方向の力いらない。
190727続き(2枚目)
天突く地突くの
天は矢筋、弓手拳と馬手肘
地は両肩 → (※へ)
弓手肩抜けないように
面を向けた状態で、首の縦筋を縦に伸ばす。面伏せていた。
基本腰が抜ける。引分けで腰を割り込ませる。
※
両肩をしずめる
⇒引分け 肩をしずめながら両二頭筋を遠ざけて伸ばす。
新 後ろ(背面)下ではなく、前(腹側)下である。
これと首筋で十文字とする。
↑これOK。
・弓手側まだ弱い。弓手側主導で
・弓手低くなる(今までのバランスにひっぱられる)
・馬手ワイパー ⇒ねじきる練習
革新的なことばかりなので、しばらくまきわら中心の方がいいかも。