サンカクユミ(三角弓) -考える弓道-

自分で書いた弓道練習時のメモについて語る「自己評論ブログ」です!

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『アゴと綱引き』弓道練習メモ '21/06/08, 20, 07/11, 23, 24, 28, 30, 08/13, 14

所感・解説  [メモの引用は緑字表記]

私にはアゴが浮いてしまう(上がってしまう)という癖があります。

平衡感覚(水平感覚)がズレてしまっているので、顔向けの時から浮いた状態になりますし、そこで気づいて締めた状態にしても、その後行射が進むにつれてもとに戻っていきます。

なので、これを矯正するにはただ形や位置を変更しようとするだけではダメで、もっと根本的に、染みついている弓の引き方とも合わせて変えていく必要がありそうです。

 

今回のメモには、アゴ浮きと弓手/馬手の力の使い方についての考察です。

 

まず冒頭は、『弓手の押しだけに意識が行き過ぎると、アゴが浮いてくる』からの、『弓手の押しとアゴしめを連動するように訓練が必要』です。

先に述べたような「引き方も変えていかなければならない」というのは、逆に言えば「アゴが浮きやすいような引き方をしている」ということであり、もっと言うと「アゴが浮くのに適した引き方をしている」のが現状、ということです。よって、その現状をよく把握した上で、矯正ポイントを選定していく必要があります。

メモの記述にある『弓手の押し… …アゴが浮いてくる』というのは、三角弓の弓手側の傾向の一つである「前腕で上から下に押さえつける」のと、アゴ浮きが連動して発現することを言っています。確かに、テレビの刑事モノとかの「首根っこ捕まえて抑えつける」みたいなシーンでも、アゴは浮いている傾向にある気がします。

 

これらを関連付けながら矯正していくための施策候補が『アゴと綱引き』です。

アゴに紐の端をくくりつけ、もう一方の端を弓の握りの上端辺りにくくりつけて、それを引っ張り合うように伸びる、というイメージです。

 

この場合、アゴを「締める」というより「引く」感じになりますが、むしろその方が正しい形に近くなると思います。

弓手は今までよりも少し上向きに伸びるようにしないと、綱が水平にならずアゴを引く力と張り合えないので、そこが引き方と組み合わせた矯正ポイントです(「上から下に押さえつける」に対抗できる)。

 

馬手に関しても、当然『この綱引きの力の延長の力で引く』必要があります。

続くメモでの記述は、
それらの力を維持、強化した先に離れとなるように。始めのうちは思い切って
中心から両肩(脇)に力を強力に流し、太い直線を作り上げるイメージ。これらの力はすべて縦線で統制される
などとあります。

もう少し補足すると、馬手側は上の写真のごとく手先で吊り上げるように手繰っており、これは弓手側の押さえつける力とうまい具合に(悪癖なりに)対応していました。この状態から弓手側の押さえつけをやめると、左右の力が釣合わなくなります。よって馬手側も新しい力の使い方(綱引きの力の延長)に合わせる必要がある、ということです。

とは言え、まだまだ具体性を欠いています。要研究の段階です。

 

このあと数日の練習のメモでは、
前頁OK』『6/8以降の流れでOK』『これまでの流れOK』と、しっかり見極めながら繰り返し取り組んでいる様子がうかがえます。これこそメモ冥利に尽きるというか、メモを取ることの真価だと思います。すばらしい。

また、それらに添えられた以下の も勇ましくて良い。
引分けの弓馬とアゴの綱引きをMAXでやって体に叩き込む
弓馬がしっかり張り合えば、自ずと矢所へ力が絞られていく。つまり戦いのスタートラインに立てる
ちょっとわざとらしいけど、これくらいの勢いがあった方が良いと思います。

 

このまま何とかものにして欲しいところです。

 

 

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この日のメモ  [メモの活字版 (画像は最下)]

210608

弓手の押しだけに意識が行き過ぎると、アゴが浮いてくる。

弓手の押しとアゴしめを連動するように訓練が必要。

 

イメージ候補:アゴと綱引き

 

210620

馬手もこの綱引きの力の延長の力で引く

そしてそれらの力を維持、強化した先に離れとなるように。始めのうちは思い切って。

中心から両肩(脇)に力を強力に流し、太い直線を作り上げるイメージ

これらの力はすべて縦線で統制される

 

210711

前頁OK、

そして離れの判断は中心で。

 

210723, 24

6/8以降の流れでOK。

その根本条件として以下が重要

「引分けの弓馬とアゴの綱引きをMAXでやって体に叩き込む」

 

210728, 30

これまでの流れOK。

会で馬手が緩んでいく(引き負けていく)ので、しっかり張り合うこと。

その際も前頁までの綱引きの延長の力で行うこと。

弓馬がしっかり張り合えば、自ずと矢所へ力が絞られていく。

つまり戦いのスタートラインに立てる。

 

210813

引分け

 弓馬の綱引き+縦線

引分け、会で重心動かすな

 (上体が前に突っ込んで、前で会を作ってしまう)

 

210814

会で弓手の頑張る方向は綱引きと同じ(後ろ方向矯正要)