所感・解説 [メモの引用は緑字表記]
タイトルの「**学連OB戦」は、「**(地区名)学生弓道連盟OB戦」のことで、これは当該地区の学連に所属している大学弓道部のOB達によって毎年初夏に20射形式で行われる試合であり、大学のリーグ戦を模したミニチュア版個人戦です。形式などは2017年のメモの記事が詳しいです。
2018の結果は、3, 2, 1, 3, 1|10で、何となく楽しめた感のある数字が並んでいるので、ここで言及することはありません。
この日のメモには試合結果以外のコメントもいくつか残されており、その内容は会での力の使い方に関するものです。
これまでも早気については様々なアプローチをしてきていますが、今回メモの『離れではなく、会での力の使い方を、弓道の練習として楽しむ』というのは、ひとつ興味深い発想ではないかと思います。
どうしても離れ、矢飛び、的中が良くないとがっかりしてしまいますし、早気を治そうとしているときは短い会で離れに至るとがっかりして、駄目な射だったという印象しか残りません。
しかし、矯正の道のりはそんな単純なものではないはずで、もっと細かく具体的な要素に目を向けていかなければならないはずです。
なので、『会での力の使い方』を分析し、解明を試みるのは当然ですが、それを弓道練習の中心に置いて『楽しむ』べき と表現しています。
何をもって楽しみとするかと言えば、しっかりと意思をもって具体的な対象に取り組めば、大小の進歩を見い出して楽しみを感じることはできると思います(それが趣味の醍醐味)。
『失敗パターンを蓄積し、挽回や回避の仕方を探る』は一見後ろ向きな表現にも見えますが、うまくいっていない状態からの挽回方法を探るのと同時に、うまくいかなかった結果からうまくいく方法の発見につなげたいという、タダでは起きんぞ的な発想です。
とはいえ、早気にとっては上記は簡単なことではなく、続く『会で、馬手の方向とか、腹の重心とか、会の力の方向とか、様々なところに意識を移す練習をする』なども、どれも「全くできない=ゼロ」に近い状態からのスタートになるでしょう。
ですが、ゼロスタートなんだからゼロであることを残念がる意味はなく、先ほど書いたようにそこからの進歩を見い出していけばよい。それしかないのです。
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この日のメモ [メモの活字版 (画像は最下)]
180701
3, 2, 1, 3, 1|10
現在の会での押し引きのあり方について探るため、狙いを絞りながらずっと会を続けて慣らしながら探る。
離れではなく、会での力の使い方を、弓道の練習として楽しむ。
失敗パターンを蓄積し、挽回や回避の仕方を探る。
会で、馬手の方向とか、腹の重心とか、会の力の方向とか、様々なところに意識を移す練習をする。