サンカクユミ;三角弓(弓道練習メモ集)

上達めざして練習の際に書いている備忘メモの自己評論弓道ブログです

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『円の話の続きの続き』'16/6/5弓道練習メモ

所感・解説 [メモ部分は緑字表記。画像は最下]

メモ冒頭の円相載せは、「打起し(または受け渡し)で膨らませた円相を、引分けで体の上に載せるように降ろしてくるイメージ」のことです。

これについては、160519メモの記事で降ろし方も含めて詳述しているのですが、今回はその補足で、円相の降ろし先について、『胸ではなく腹に載せる』としています。先の記事において円相載せを「出尻鳩胸の矯正にも効果的な道具 」であると述べましたが、それには載せ先が腹・腰・両脚などでなければなりません。

教本の足踏みと胴造りの説明である『足底を大地に踏みしめ、腰を据え、下半身を安定させ』、『両脚の上に上体を正しく安静におき…』のイメージに近いですが、円相載せは「しっかり確実に載せきる」感覚もほしいところ。その動力は縦線で強めていくことで生み出され、その結果、会で『弓矢と体との縦横十文字も正しく構成され、弓体が一体となる』。

 

但し、上半身が背側に逃げてしまう傾向のある人には、上記をそのまま適用してはもちろん駄目です。むしろ、胸に載せるくらいのイメージの方が矯正にはいいのかもしれない。弓道ってむずかしい。

 

弓道の指導は(いや弓道のみならず)、当然「ありたい形」というのがまず明確に存在する必要があるが、そこへ近づくための手段は、「現状」と「ありたい形」の位置関係によって千差万別となる。

当たり前だけど。

 

今回述べたような話は単純なのでどうということはないですが、複雑なものを扱うときには誤解やミスなきよう注意したい。最近は写真とか動画を手軽に撮ってその場で見られるので、「現状」と「ありたい形」の差が共有しやすくなり、伝え損ねとか理解し損ねを防ぎやすくなりましたよね。

 

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この日の弓道練習メモ(画像は最下部分 

160605(右ページ)

円相載せ

胸ではなく腹に載せる

 

後は5/19のコメント参照 

 

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