所感・解説 [メモの引用は緑字表記]
前回記事で、ラインの作り方についての話をしました。
今回メモにも「ライン」という言葉が出てくるのですが、前回のように水平方向の力の使い方を示すものではなく、ざっくり言えば縦線の位置を示すものとして使っています。
内容としては、
アゴ浮きの癖により、頭部や目(視点)が裏的側に下がっていることにより、左右の中心の感覚も裏的側(右側)にズレてしまっている。これを解消するため、アゴを締めた上で、自分の感覚上の中心よりも的側(左側)を中心として引分け以降進めましょう、という話。

今回の取り組みでは、中心の位置を『あごくらいのイメージ』で始めようとしています。アゴ締めともリンクさせやすくていいのではないでしょうか。
当然ながら最初は違和感しかないでしょうし、そもそも仮説が即正解とは限らないので、『力のかけ続け方を探して慣れて固めていく必要』があります。
上記から7日後のメモには『そういえば面甘くなってるかも、からの、引分けで面をしめに行く力と、アゴラインを中心として両肩をMAX引き出す力を連動させ...』とあり、早くも意識が薄れてアゴ浮きが再発し始めていそうな様子がうかがえます。視界が絡むからちょっと油断するとすぐに元に戻っていくんですよね。要注意です。
(「アゴ」と「面」の症状は厳密にはちがいますが、部位も方向性もとても近似で、同時に対応すべきものと思います)
まあとにかくアゴ浮きってやつは根深くかつ広範に影響を及ぼす、本当に厄介な悪癖です。
弓道家の人も指導者の人も、これを見つけたら直ちに治療開始することをお勧めします。罹患期間が長ければ長いほど治療に時間を要します。根治しにくく、よく再発します。人を治療する場合、本人の同意が必要です。矢所が乱れる可能性が高いからです。それに、本人の同意というか覚悟がなければ治せません。すぐに元に戻ります。
治す方も治させる方も覚悟をもって取り組みましょう。
あご浮きカテゴリの他記事もご参照いただければ幸いです。
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この日のメモ [メモの活字版 (画像は最下)]
231115
引分けの中心となるラインは、感覚よりももう少し的側。あごくらいのイメージ。
会での力のかけ続け方を探して慣れて固めていく必要がある。
まずはそれにフォーカスすればよいかと。
たぶん会の力の中心も自分の感覚より少し的側(引分けと同じ)
231122
会のふるえについて
力を強化した方がいいのか
力を控えて応えるだけの方がいいのか
現時点では全く不明のため、両方あるいは他の方法(←下段落参照)も含めて何回も試す
強化する方は、離れの呼び方も含めた変えること
そういえば面甘くなってるかも、からの、
引分けで面をしめに行く力と、
アゴラインを中心として両肩をMAX引き出す力を連動させ、
その力のまま会で力をかけていく
弓手、馬手にひねりというか回転力が増大していく感覚がある。
これたぶん正解。数かけろ

