所感・解説 [メモ自体は下の緑字。画像は最下]
膝に関し教本には『膝関節は常に自然に伸び…』とありますが、皆様は何か意識していることはあるでしょうか。
試合や審査など緊張すると、 膝が決まらずに下半身がふわふわした感じになったり、足が震えたりする人もいるかと思います。
練習ではそういうことにならないので、特に意識していないと思いますが、試合や審査でなってしまうのであれば、そうならないような、或いは少しでも抑えられるようなアイテム(意識する項目)を作っておくべきでしょう。
膝に対してできることは、おそらく「伸ばし具合の強弱」と「回転をかける」くらいだと思います。
伸ばし具合については、教本には『膝関節は常に自然に伸び…』とあり、また巻末の図解では『ひかがみ(膝の裏側)を伸ばす』とあります。関節をがっちり固めるのではなく、足裏を起点にあくまで縦に伸ばす、というイメージでしょうか。
伸ばすというのとちょっと違うかもしれないですが、私個人は、胴造りの時点で関節が開ききる(伸びきる)状態を作っておくようにしています。これが中途半端な状態だと、試合などで足がふわふわすることがあるからです。ただ、力を入れすぎると数本しかもたないので、力加減を探り中です。
回転には内転と外転がありますが、膝に外転をかけるというのは弓道では(というか少なくとも私は)聞いたことがありません。軽く内転(内側にしめる)させるのと、ひかがみを伸ばすのは相性がよく、膝より下が安定しやすくなると思います。
また、腰の置き方(「富士山の裾野と弓道」参照)によっても膝の決まり具合が変わってくると思いますので、これも一緒に考えてみるといいかもしれません。
重要なのは、やることを具体的にしておき、練習でも意識的にやろうとし、でき具合を確認することだと思います。これは前回記事の緊張の内容とも関わってくる部分です。
震えなどをいきなり解消することは難しいかもしれませんが、方向としては良化の方に向かうはずなので、取り組む価値はあると思います。
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弓道練習メモ(画像は記事の下部分)
150822
ヒザが決まるように
腰(の位置)を固める。
行射中がっちり意識
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縦線
会での狙いのふらつきは引分けからの強力な縦線で固定する。