所感・解説 [メモ自体は下の緑字。画像は最下]
前々回に手の内の話が出てきて、今回も手の内についてのメモです。
これまでは肩まわりの話が多かったので、新しい話題は非常にありがたいです。当時の自分もちょっと切り口を変えてみたかったのでしょうか。
新しい話題と言いましたが、今回の話は初出ではありません。右回転(射手から見て時計回り)にひねるように押してしまう癖に関するものです。それにより離れで弓も右回転して、末弭は大きく脇正面側に倒れます。
さらに三指と手のひらでベタっぽく弓を握り込むような形にもなるので、末弭は的正面にも倒れます。直感的にはベタだと末弭は手前に来そうなところが逆になるのをうまく説明できていないのですが、こんな感じ↓になります(ちょっと撮影角度悪いですが)。
これらをメモでは、『①打起しから離れまでずっと伏せ方向。残心でも弓が伏せ方向に斜めになる』『②残心の手の内がベタというかつぶれすぎ。変な力で固定している感じ』と表現しています。
離れの際、弓返りの回転軸が3次元的に倒れるように動くので、矢のリリースポイントも安定しないはずで、要するに中らない原因の一つと思われます。
今回のメモでは、この問題に対する目指す姿として『残心で弓がもっと遠いところで保持されているよう』な形を提案しています(下図右の絵)。親指が弓力に押し込まれて上に逃げ、弓自体も手首の方に寄ってしまっている状態(下図左の絵)をまず変えたい、ということです。
この提案に対して、具体的に何をするかということは今回のメモには書かれていません。次回のメモに少し書かれていますので、ここでは最近(現在)やっていることを書き加えて終わりたいと思います。
取り組んでいるのは、「上開下閉」と「外転」です。
上開下閉とは、人差し指と親指を大きく開いて虎口が張るような力をかけつつ、小指の付け根を親指の付け根に近づけるように閉める(締める)というもので、力が流れるべきところに集約しやすくなるような感じです。
外転は射手から見て反時計回りの力をかけることで、チェックポイントとして「人差し指の付け根が弓からしっかり離れていること(矢一本入るくらいと言われた)」と、「小指の付け根(天文筋の下端)は逆に弓に密着していること」を確認します。
これらによって弓返りや残心の形もかなり良くなってきていると思いますが、この内容がこのブログ上でのリアルタイムに出現するのは、5年先のメモにおいてとなります。
果たしてその頃までブログを続けられているでしょうか??
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弓道練習メモ(画像は記事の下部分◆◆今回絵あり◆◆)
150801(左ページ)
「縦線」と「肩を沈める」も前頁までの内容と合わせてやる。
150808(右ページ)
左頁までを継続。
そして手の内の話。
①打起しから離れまでずっと伏せ方向。残心でも弓が伏せ方向に斜めになる。
感覚が狂っている。永年の癖。よって起こす研究が必要。
②残心の手の内がベタというかつぶれすぎ。変な力で固定している感じ
残心で弓がもっと遠いところで保持されているようにしたい
◆◆絵◆◆ ◆◆絵◆◆
×押し込まれている感じ ○離れで弓を飛ばすように遠くへ